門と塀の塗装を開始します。
ホワイトサーフェイサーを吹いた後に、Mr.COLOR のマホガニーで色を付けていきます。
つや消しになった方が良いので、砂吹きまではいきませんが、それに近い形でエアブラシを吹いていきます。
次に使うのは、タミヤ エナメルカラー の フラットホワイトとフラットブラック。
塗料をカサカサになるまで拭き取ってドライブラシをかけます。
これをすることで、かなりおもちゃっぽさを取り除くことができます。
色々な技法がありますが、ドライブラシとウォッシングは本当に良く使います。
土塗り壁を作ります。
使うのは、とのこ と フレキシブルモデリングペースト です。
とのこ と フレキシブルモデリングペースト を 1:1 の比率で混ぜ合わせます。
画像はまだダマが残っています。このダマを潰しながら練っていきます。
多少のダマは、壁に塗った時に良い味になるので、あまり神経質に全部潰す必要はありません。
あとはバターを塗るような要領で、プラ版に塗りつけていきます。
この辺は、左官職人になった気分ですね(笑)
ダマもいい感じに出ていますし、塗った跡もいい感じで残っています。
本物も塗った跡って意外と残っているものなんです。
ペーストが乾いたら接着剤で壁に取り付けるだけです。
サイズ合わせをきちんとやっておかないとピタッと収まりません。隙間があるとかっこ悪い部分なので高い精度でカットしておかなければなりません。
全て綺麗に収まりました(喜)
塀の屋根部分に垂木を付けるのをすっかり忘れていました。
見なかったふりをしようと思ったのですが、自分の気持ちに嘘をつくことはできません。もう気になって気になって仕方がないので、それならもう作っちゃおうっていうことにしました。
超音波カッターがあるので、カットするのはとても楽です。
それほど長い塀ではないのに、垂木を付けようとすると、こんなにたくさん用意しなければなりません。
ちょっとためらったのはそのためだったんです。
でも、ちゃんと必要分カットしましたよ(笑)
カーブがかかっている塀なので、垂木の間隔を合わせるのもちょっと大変です。
ある程度測って、鉛筆で印を付けていますが、ほぼ自分の感覚を信じて接着していきました。
全部接着完了しました。
カーブがあると内輪差があるので間隔は現場施工です(笑)
屋根の塗装に入ります。
屋根は、銅板部分と瓦部分があります。
もちろん、どちらかに絞った方が楽なのですが、もう、気の済むまでやってしまうって感じです(汗)
塗装はまず銅板部分から始めます。
お隣の一戸建てのお宅がちょうど銅板葺きの屋根なので、参考にさせていただき調色しました。
確かに似ているけれど、ちょっと明るいかな~・・・と思いつつ塗装を始めます。
エアブラシで吹いてみましたが、やっぱりちょっと明る過ぎました。
とりあえず銅板葺きはそのままにしておいて、先に瓦屋根の塗装をしてしまいます。
バランスを見てやらないとうまくいきませんので。
Mr.COLOR の つや消しブラックでいきます。
瓦にブラックだとお寺になりがちですが、ちょっと重厚感を持たせたいのであえて使用しました。
屋根の基本塗装が完了しました。
それにしても重厚感がありませんね~
これではオモチャそのものです(汗)
銅板葺きの軽い色の部分は、タミヤ エナメルカラー の フラットブラックでウォッシングすることにしました。
軽さは無くなりましたが、筋に墨入れもセットになってしまいました。
ここの筋はホワイトからグレーの間が入った方がきれいです。
かなり薄いエナメル塗料のフラットブラックで筋の塗料をやや溶かします。
すかさずエナメル塗料のフラットホワイトで筋部分に線を書き込みます。
溶けたフラットブラックと筆先のフラットホワイトが混じって、グレーの筋を入れられます。
このままの筋では太すぎるし、見た目に変なので、ウォッシングをしながらフラットホワイトのラインをぼかしていきます。
雨で流れている筋になるように、上から下へ向かって筆を動かします。
瓦屋根はフラットホワイトでドライブラシです。
軒先の方が白っぽい方が自然だと思ったので、ちょっといつもより多目に色を付けております(笑)
柱に屋根を取り付ける準備です。
丈夫なジオラマというのは、櫻が作るジオラマ全般のテーマですので、中心に芯を刺して屋根が抜けないようにします。
柱に屋根を取り付ける準備です。
芯にはプラ棒を使用しました。
塀の屋根はカーブになっているので芯と穴が合うように気を付けました。
門の屋根も違和感なく取り付けられました。