さて水周りも仕上げて行きましょう!
これはミズゴケを使っての苔表現を作っているところです。
いい感じで苔が生えてきました。
苔の色は、タミヤテクスチャーペイントの草カーキとグリーンを使用します。
特に特殊なことをするわけではなく、ペタペタと二種類を適当にミズゴケに付けていきます。
はい。そうするとこんか感じに苔が生えてくれるんです(笑)
お馴染みの鯉を作っていきましょう。
使用するのは紙粘土です。
形を作るのって意外と難しいですね(汗)
使用するのは紙粘土です。
ヒレはこの素材を使います。
封筒の住所が見える半透明な紙です(汗)
ヒレの形にカットして・・・
木工用ボンドで付けていきます。
そうすると鯉の形ができあがります(喜)
鯉の色は主にこの4色を使用します。
色を付けてみました。
お腹には色は無いの?
はい。実物を見ると意外にお腹には色がないんですよ~(笑)
鯉を川の底に固定させます。
鯉のお腹に洋白線が刺さっているので、それを川底に刺します。
固定は木工用ボンドを使用します。
そうそう。鯉をエナメル塗料で塗った時には、必ずラッカー系のクリアを塗っておいてくださいね。
水表現に使用する透明レジンはエナメルを侵すので、鯉の表面を保護しておかないと色が溶け出てくることがあるんです。
いい感じで固定されました。
これが右側の鯉で・・・
これが左側の鯉です。
左右どちらの鯉も上を向いていますよね?
これはね、桜を見ているんですよ(笑)
櫻も鯉と一緒に桜を眺めていたいですが、制作を進めなくてはなりません(笑)
いよいよ水表現。冗談を言って気を抜いている場合ではありません(笑)
木工用ボンドを使って型枠作りです。
いつもはクリヤファイルを使用しますが、今回の正面の部分は長さがあり、クリヤファイルだとしなってしまうので定規を使用しました。
上手く隙間なく着いてくれていると良いのですが。
角がビシッと決まるとカッコいいので、角の部分は特に気を遣います。
透明レジンはいつものタミヤ製です。
ほぼ最終工程になるのが水表現ですからここで失敗するわけにはいきません。
だから安心なものしか使えませんからね。
レジンは軽く湯煎にかけると、流した時の泡が少なくなります。
2種類の樹脂を丁寧に混ぜたら、少しずつ川底に流していきます。
固まり具合を確認しながら、いい感じのところで爪楊枝で水面をチョンチョンとつついて波を作ります。
川の左側が爪楊枝で水面をつついた部分で、右側はまだ何もしていない水面です。
雰囲気の違いは一目瞭然ですね(笑)
水面ができあがりました(喜)
角もビシッとできました(大喜)
それでもバリなどは出ますので、デザインナイフなどを使用して細かい修正を行います。
ジオラマの枠作りに入ります。
額の枠をベースの枠にします。
この額はプラスチック製だったので、ヤスリをかけてから黒に塗装します。
黒を塗ってから中研ぎをしました。
ピカピカがかっこいいですからね(笑)
再度ブラックを吹いてから、クリヤをたっぷりと吹き付けました。
これは何でしょう?
純金箔なんですよ~
純金箔はとても柔らかいので扱いが難しいんです。
今回は切れちゃっても問題はないのですけれどね(笑)
百円均一で買った茶こしに金箔を入れて筆でチョコチョコとつつくと・・・
こんな感じで金箔がくっつきます。
そうしたら、やわらかい布なので軽くポンポンと押して金箔を完全に付着させます。
だから金箔は”貼る”とは言わずに”押す”と言うんです。
このあとクリヤを吹いて完全に定着させます。
もちろんクリヤを吹かないほうが綺麗にピカピカするのは当然なのですが、丈夫なジオラマであることが大事ですからね。
いよいよ桜を植える時がやってきました。
針金が根としてたくさん出ていますので、ベースにこの根に沿って印をつけておきます。
印に沿って溝を作っていきます。
桜とベースはエポキシパテで固定させます。
桜の幹の下に出る最も太い根にたくさんエポキシパテをくっつけて・・・
ベースの溝にもパテを塗りつけて・・・
丁寧に桜の木を差していきます。
根上からもしっかりとパテを塗っていきます。
根と溝に隙間ができないように、丁寧にしっかりとしっかりとパテを盛ります。
このジオラマで弱い部分と言えばこの桜の木の根になりますので、念には念を入れます。
根の周り全体もパテで盛りました。
地面全体で桜を支える構造です。
桜が生えているのは畑のイメージですので、それっぽい地面にしていきます。
地面の形は紙粘土で作ります。
紙粘土を塗り終えたところ。
一部スタイロフォームの青い部分が出ていますが、それは地面にうまいこと凹凸がある証拠。これでいいんです。
紙粘土が十分に乾いたら、タミヤのテクスチャーペイントのダークアースで地面っぽくします。
畑のイメージではありますが、畝(うね)を作って本格的な畑っぽくすると桜の印象が落ちてしまうような気がしたので、何もしていない畑にします。
草を生やしますが、これを使います。
これはカスミソウのプリザープドフラワーの葉っぱです。
一枚一枚抜いていきます。
結構頑張りましたが、これくらいの葉しかとれません。
意外と時間がかかる工程なんです。
草を植える前に、地面をそれっぽい雰囲気にしておきます。
その時に使うのがこれ。
ミズゴケに付いているゴミです。
ミズゴケをカットしながら、こういうのもちゃんと取っておくとこういう時に役立つんです。
草を植えていきます。
根の部分に木工用ボンドを少し付けて植えていきます。
時間はかかるけれど、とても楽しい工程です。
草を植えました(喜)
最後に全体的に水溶き木工用ボンドをポタポタと落として地面の草などを固定させます。
最後の最後の工程はこれ、石垣の隙間の草・苔の表現です。
全ての隙間に草・苔を植えました。
さぁ、これでジオラマ制作は全て終わりです(大喜)