今回の、タミヤ トヨダ AA型 は、スタンダードにブラックで塗装します。
本当は、灰桜色のボディのトヨダ AA型を作りたかったのですが、今後製作するジオラマのことを考えると、どうしても黒じゃないと合わないなと思ったんです。
まぁ、ブラックでも十分にカッコイイんですけれどね(笑)
基本どおりにキワ、フチのところから塗装していきます。
フレーム部分は、タミヤ エナメル塗料 X-18 セミグロスブラック で塗装します。
これは組立説明書で指定されているカラーです。
1回目の塗装が終わり、乾燥させているところです。
食器乾燥機があったらいいのになぁと思う今日この頃(笑)
細かい部分の塗装は、タミヤ エナメルカラー を使って筆塗りします。
ブラックの塗料が乾いたので、いったんクリアを吹きます。
なかり梨肌になってしまいましたので、中研ぎをします。
水洗いして自然乾燥させます。
ただ、急ぎたいのと、水の跡が残るリスクがあるので、エアブラシで出来る限りの水を飛ばしてしまいます。
一度ブラックを吹いて乾燥したところで次の工程に進みます。
ブラック塗料は思い切ってブワッと吹いたので、やや柚子の程度で収まっていますので、やすりはかけずにデカールを貼りつけていきます。
ライン系のデカールは難しいです。
切れないように焦らず急いで進めていきます。
マークセッターを使うと切れやすくなるので、できるだけ使用しないのがコツです。
ライン系のデカールが切れないように、そして真っすぐに貼れるように、適度に水分をあげながら丁寧に進めます。
面倒ですが、こういう一つ一つの手間をかけると良いものができるはず。と信じて(笑)進めていきます。
デカールの貼り付けで最も難しかったのがこれ。
スペアタイヤの周りに銀色のラインのデカールを貼るのですが、なかなか中央に貼ることができません。
中央は少し山になっていますので、その山の脇にデカールがずれてきてしまうんです。
ダマシダマシ進めてなんとか曲がらずに貼ることができました。
デカールの貼り付けが終わりました。
やむを得なく部分的にマークセッターを用いましたが、案の定定途中で切れてしまい補修をしたところもあります。
まぁ、まずまずの出来です(汗)
塗装の最終工程になるクリア吹きに入ります。
エッチングパーツは、この工程でクリアが付かないようにしっかりマスキングします。
今回は、生まれて初めてウレタンのクリヤを使用します。
他の方の作品を見ているとテロッテロに輝きが出ていますので、とても楽しみです。
ウレタンクリアは、フィニッシャーズのウレタンクリアの中から GP1 を選びました。
フィニッシャーズのウレタンクリアでは、他に GP2 もあるのですが、GP1は研ぎ出しを前提にしたタイプのようで、例えば埃が付いてしまっても、ヤスリをかけて取ることができるのに対して、GP2は吹きっ放し用でそれができない、と言われているようです。
ただ、購入時に店員さんに聞いてみたところ、正直どちらもそれほど変わらない、ということでした(笑)
ウレタンを吹いてみました。
吹いている画像が無いのは、初めてのウレタンクリアでやや緊張していたから・・・というのは嘘で(笑)ウレタンクリアのベトベトが指に付いていてカメラを触れなかった、というのが正直な理由です(笑)
いや、しかし、ウレタンクリアは凄いですね!!
初めて吹いてもこのテカテカ感!研ぎ出ししなくてもこのテカテカ感!!凄いです!!!
でも、研ぎ出しします(笑)
櫻は、ジオラマのクルマがあまりツヤツヤ、ピカピカなのはちょっと合わないと思っていて、通常、ジオラマにするクルマは、あまり研ぎ出しをしないのですが、今回の、タミヤ トヨダAA型 はちょっと考え方が違います。
トヨダAA型を見ていると、なんとも優雅で風格があって、「何なんだこの存在感は!」って言葉が出てきそうなレベル。
こういう特別なクルマは、ジオラマでもちょっと浮いているくらいがちょうどいいんじゃないかと思ったんです。
そういうことで、このトヨダAA型は、研ぎ出ししてトロットロのテカテカにします(笑)
研ぎ出しは、まず2000番の紙ヤスリをかけてから、画像にある、液体コンパウンド(3000番相当)で磨きます。
液体コンパウンド(3000番相当)で磨いている途中。
まだ2000番の紙ヤスリの傷が残っています。
これが最後の研磨になります。液体コンパウンド(8000番相当)で磨きます。
3000番から8000番は飛び過ぎのように思いますが、それほど時間もかからずに前のコンパウンドの傷を消すことができます。
筋などにコンパウンドの粉が入り込んでいるので、中性洗剤で洗います。
洗う時に歯ブラシを使うということを聞いたことがあるのですが、歯ブラシだと傷が付きそうで怖いので、ハケで優しく洗います。
車内は、タミヤ エナメルカラーのバフを筆塗りしました。