戦後のワーゲンが完成しましたので、今度は戦後のワーゲンの製作の開始です。
慎重にパーツを切り離します。
細目のニッパーは使いやすいですね。
総パーツ数が少ないので、全てのパーツを切り離してからバリ取りなどの処理をすることにします。
丁寧にバリを取ったり、パーティングラインをヤスリで消したりします。
こういうチマチマした工程も楽しいですね。
ボディには結構大胆なパーティングラインが入っています。
パーティングラインは、その目立ち具合によって、400番~800番の紙ヤスリを使います。
パーツの処理も終わりましたので、組み立てを開始します。
画像はタミヤセメントですが、流し込みタイプのものを使うことの方が多いです。
タミヤのキットは、合いがピッタリなので、まったくストレスフリーですね。
このキットは、軍用タイプと民間タイプの両方が作れる様にパーツが用意されています。
先ほどの空色のワーゲンは、左のライトを使用しましたが、今作っているワーゲンは軍用ですので、右側のライトを使用します。
民間用とは異なり、この部分にパーツを取り付けますので、ピンバイスで孔を開けます。
ピンバイスで開けた孔にパーツを取り付けます。
これ何なのでしょう?エアインテーク?四駆に付けるシュノーケル的役割でしょうかねぇ。
これから塗装に入ります。塗装前に持ち手を付けます。
ランナーを短くカットして、セメダインで取り付けています。
ピカピカのメッキ塗装はしませんので、塗装前にバンパーもシャーシに取り付けてしまいます。
パーティングラインを消すなど、ボディの塗装前の処理は民間用と同じです。
フォルクスワーゲンは本当にイイ形をしていますよねぇ。
見ていても、作っていても楽しいクルマです。
塗装前にサーフェイサーで下地を作ります。
必要なパーツにサーフェイサーを吹き終えました。
この乾燥させている光景、ぎゅっと楽しさが濃縮されているようで何か嬉しくなってしまいます(笑)
ボディに色を付けます。
ボディカラーは、Mr.COLOR 39 ダークイエロー にします。
あ、でも、今回は、単色ではなくて、やりたいことがあるんです(笑)
シャドウ吹き、というのでしょうか。
ずーっと前から、ボディの全体塗装前にそれぞれのキワの部分を濃い色で塗装しておく、というのをやりたかったんです(笑)
櫻は、戦車などミリタリー系のキットはほとんど作りませんので、こういう時でもないとできないと思い、思い切りやってみました。
初めてのことですから結果はどうなるかわかりませんが、作る過程で楽しむことが一番大事だと思っています(笑)
今度はキワではなく、反対にそれぞれの中央から ダークイエローを薄っすらと少しずつ色を重ねていきます。
いい感じに塗り重なってきましたが、もう少しシャドウを消さないと違和感がありますね。
結局、多くのシャドウを消すくらいに ダークイエロー を吹きました。
いくら楽しいからと言っても、見た目に違和感を残すのは良くありませんので、自然な感じに仕上げたつもりです(汗)
タイヤは、文字通りの色、Mr.COLOR 137 タイヤブラック で塗装します。
タイヤは何も考えず、ただベタ吹きです。
全体に色を付ける工程はこれでおしまいです。
塗料が乾燥したら、墨入れや汚しなどをしていきましょう。
タミヤ エナメル の フラットブラック を薄めた塗料を筋に流し込んでいきます。
塗料がスーッと筋に沿って流れていくのがとても楽しいです(笑)
ホイールは少し汚しを多くしてみました。
画像でみると結構な量のスミを入れているように見えますが・・・
塗料が乾燥すると、それほど大層な汚しに見えません。
向かって右が墨入れ前のホイールです。
乾燥前の状態で乾燥後の状態がわかるには熟練が必要ですね。櫻はわかりませんので、感覚でやってしまっています(笑)
黒いタイヤにも墨入れ(笑)
こんなの意味あるのかな・・・
まだ乾燥前ですが、黒に墨入れも一定の効果はありそうです(笑)
塗装が終わりました。
お約束のパーツ全景(笑)
シャーシの底は見えなくなりますが、ここも少しだけ汚しを入れておきました。
気持ちの問題ですが、ここ、大事です(笑)
デカールはナンバープレートだけです。
筆に水を付けて、丁寧に貼り付けました。
シャーシ部もボディも出来上がりました(喜)
ボディをシャーシに載せて、流し込みの接着剤で固定させます。
これで完成なのですが、ジオラマにするにあたりひと手間かけたいと思います。
タイヤとシャフトの接合が弱く、ジオラマにした時の耐久性が不安だったので、プラリペアでシャフトとタイヤの接合部を強化します。
こうやってプラリペアを盛っておくだけで耐久性はグッと上がります。
これで、フォルクスワーゲン タイプ82E 軍用バージョンの製作は終了です。
民間・軍用の両方のフォルクスワーゲン タイプ82Eができましたので、次なる車の製作に入ります(ワクワク)