ステンドグラスの出窓がいい雰囲気にできたことに気を良くしましたので、ステンドグラス風の天窓も造ってしまいます(笑)
組み立て図をしっかりと(どこが(笑))書いて組み立てます。
プラ棒はヤスリを使って手で角をつけていますので、ぴったり45度の角が作れていません。ですので、隣同士が異なると、直角が出ませんので、番号を書き込んだ組み立て図が必要なんです。プラ棒1本1本にも番号を書き込んでいます。
プラ棒の接合はプラリペアを使用します。
接着面が少ない上に、取り付けの際には多少の力が加わる可能性が高いですので強度が必要となるからです。
下に敷いているのは、モーラステープという貼り薬の剥離紙です。
このシートは接着剤でもくっつかないので、こういう、手で持ちながら接着できないものや、ちょっとした塗装の時にパレットとしても使える超便利アイテムです。
ある程度の角の精度が必要ですので、できるだけのところで直角になるように努力します。
この下に敷いているのは、貼るホッカイロの剥離紙です(笑)
これもモーラステープの剥離紙と同じ使い方ができます。
接合が終わりました。
ちょっと短い棒もあったのですが、プラリペアでカバーしつつ、何とか形になりました。
プラリペアはそれ自体が樹脂ですので、こういう時にはフルで活躍してくれますね!
はみ出たプラリペアは、紙ヤスリをかけて表面を整えます。
ステンドグラス風天窓のフレームができました。
天井に取り付ける時のために、2辺だけ天井のつっかえ棒を取り付けておきました。
ここも壁灯と同じように風合いを出すために筆塗りにします。使用する塗料も同じように、タミヤ・エナメル 塗料 X-12 ゴールドリーフです。
裏側はフラットブラックで塗装しました。
ゴールドリーフの色の方が室内側で、フラットブラックが外側となります。
天窓のフレームに、ガラスに見立てた透明プラバンを取り付けます。
ここは、木工用ボンドとブラ棒で、透明プラバンを挟むような形にします。
反対側の角の部分は、両面テープを使用しました。
ガラスをスモークで塗装します。
先に造った出窓のスモークはエナメル塗料でしたが、今回は、Mr.カラーのスモークを使用します。
元となるデザインを紙に描いて、それを下に敷いて輪郭を書き込んでいきます。
ステンドグラス風のクリヤ塗料を乗せていきます。
塗るというよりも、文字通り塗料を乗せるという感じです。
今回使用する塗料は、前回造った出窓と同じ5色にして統一感を出すことにしました。本当はいろいろな色で楽しみたいところですが、今回はポップな雰囲気を持ったジオラマとは対極的な世界観ですので。
輪郭を描くにしても、色を乗せるにしても、とにかく必要なのは根気です。
先に造った出窓も同じですが、クリヤ塗料は、1回乗せただけでは薄いので、色によって2~3回乗せているんです。
ステンドグラスって確かに透明なのですが、外の景色が見えるほど透明かというと、それなりの厚みがあるので、実際には外の景色を確認できるほどではないようです。
今回は塗装でステンドグラス風にしていますので、その厚みの表現は、塗り重ねるしか方法が見つかりませんでした。
ただ、それだけでは足りないので、スモークを吹いて、透明感を抑えました。
このステンドグラス風の天窓の製作時間はトータルで約5時間程かかりました。
でも、それだけになかなかイイ感じにできました(喜)
実際に取り付けるのが楽しみです。
造るものが教会の礼拝堂と決まれば、これらの余っていた銃の使い道が決まります。
真ん中の短い銃は別として、上と下にある銃のこの長さの比率は、まさにコレを造るためにあるんじゃないかと思う程でした。
特に話を引っ張っているわけではありませんので、何を造るのか言ってしまうと、それは十字架なのであります(笑)
宗教的にこんなことをして良いものかどうかわかりませんが、スターウォーズは、その文字にあるとおり”wars”ですから、その世界であれば、許されるものと信じて造ってしまうことにします。
きちんと直角が出るように気をつけて接着させます。
撮影した角度により、横の銃の位置が上過ぎのように見えますが、実際に正面から見ると、もう少し下に付いています。
ただ、いろいろな教会の十字架を見ていると、櫻がイメージとして持っていたものよりは、結構上の方にあるようです。
十字架もタミヤ・エナメル 塗料 X-12 ゴールドリーフで塗装します。
ただ、ベタ塗りではなく、筆の先に塗料を適量付けて、サササッと筆を素早く動かす感じで、塗料は付くところだけに付けば良いというスタンスで色を付けます。
銃のもともとの色の黒を部分的に生かすことで、立体感と(なんとなくですが)焦燥感みたいな雰囲気(単なる陰ではない陰な感じ(笑))が出ればいいなぁと思いつつ塗装を進めます。
銃だけの十字架にしようと思っていたのですが、それだけだとやや礼拝堂の感が薄くなるので、プラ板で十字架を造り、銃の十字架の背景にしたいと思います。
この十字架の塗装もタミヤ・エナメル 塗料 X-12 ゴールドリーフを使って筆塗りにします。
この人間的なムラはエアブラシでは出せません。十字架は工業的な雰囲気にはしたくないんです。
縦・横の中央に来るように気にしながら銃の十字架をプラ板の十字架に接着します。
ちょっと質感が軽いかなぁ。
うまく写っていませんが、質感を高めるために、少しだけスモークを吹きました。
普通につや消しクリヤを吹くか迷ったのですが、やや汚しの意味も込めてスモークにしましたが、まぁ、いい感じになりました。