ダース・ベイダー の製作を開始します。
広い意味でガンプラも含めても、フィギュアを製作するのは本当に久し振りでワクワクしています。
フィギュアの場合、組み立て前にパーツを塗装するのが通常だと思いますが、今回のダース・ベイダーは、ある程度のユニットを作ってから塗装することにします。
その方が、全体をイメージしながら塗装ができるかなと。マスキングもそれほど面倒ではなさそうですし。
でも、まだ決めていませんが、次に作る ストームトルーパー は、組み立てる前にそれぞれのパーツを塗装することになると思います。
ストームトルーパー は、ベーシックな白とは異なる色(もちろん ダース・ベイダー と同じ黒にもしませんが)にしようと思っていますが、関節のパーツは黒なので、マスキングが大変になるというのが大きな理由です。
まぁ、フィギュアはほとんど作ったことがないので、”コレ!”という作り方が櫻の中でできていないというのが正直なところです。
バンダイのプラモデルは、パーツの配置や、パーツとランナーの接合部に工夫がなされていて、カットした後のバリの処理が楽だったり、パーティングラインが目立たないところに来ていたりと、開発の方のレベルの高さを感じます。
一言でいうと、とても組み立てやすいプラモデルキットです。
これに慣れちゃうとアメプラ(アメリカのプラモデル)とか、作れなくなっちゃうかもしれませんね(笑)
(アメプラはそれはそれで別な楽しみがあるんですけどね~。手がかかる程にかわいいってやつです(笑))
とはいえ、やっぱりバリは出ますので、デザインナイフやカッターで綺麗にカットします。
ニッパーでランナーから切り離す時にはあえてバリを残してカットした方が失敗が少ないです。
気になる部分は、紙ヤスリなども使います。
組み立て時に気になるところは、塗装の段階になるともっと気になるところになってしまいます。
せっかく時間をかけて組み立てるのですから、手を抜かずに行くことにします。例えば2時間かかるところ、倍の4時間かけて満足のゆく出来にした方がいいですよね!
ダース・ベイダー の頭ができました。
ヘルメットはバリを取る程度。本当に素晴らしい形成です。
スーツ、マントの襟はパーツそのままですが、これはあとで塗装をするので、取り付けないでおきます。
胸の下に取り付けるコンソールボックス?のボタン類は、デカールではなく、塗装の塗り分けをしたいと思います。細かいですが、何事も挑戦ですから(笑)
ベルトは、コンソールボックス?を2個取り付けるだけです。でも・・・
ベルトにはパーティングラインが入っていますので、これを消します。
ただ、この部分は、マントで隠れてしまう部分ですので、完全にこだわりの問題です(笑)
たまたま この部分はわかりやすい部分にパーティングラインが入っていますが、あとのほとんどの部分は、本当にわかりにくいところにあるのみです。バンダイの技術
(設計?)は凄い!
ちょっと目が細かいので時間がかかりますが、800番の紙ヤスリを使います。
これなら、更に細かい目で仕上げることもないかなと思いますが、いかに。(笑)
ベルト部分のパーティングラインが消えました。
ここは、つや消しの塗装になるので、これ以上細かい目での仕上げは不要なレベルだと判断しました。
腰の部分の組み立ては特筆すべきところはありません。
それにしても、とても組みやすいキットですねぇ。
接着剤なしでどんどん組み立てられます。
素晴らしい精度ですね!
右脚の部分。靴のパーツがかわいいです。とても ダース・ベイダー のものとは思えません(笑)
左脚部分。既にシワなどもモールドされているので、高い質感で完成できそうな期待感があります。
右手・右腕の部分の組み立てです。
右手は、グーとパーの2種類のバリエーションがあります。
左手・左腕の部分の組み立てです。
いよいよ塗装の開始です。
まずは、ダース・ベイダー の塗装で、櫻が今回のヤマだと思っている、ヘルメット等の塗装から始めたいと思います。
通常のダース・ベイダーのヘルメット等は、テカテカ・ツヤツヤなのですが、今回予定しているジオラマの世界観を考えると、もう少しおしゃれにしたいと思ったので、シルクのような上品なツヤを持った質感にしたいと思います。
シルクのような質感になりました(喜)
この方法は、プラスチックが溶剤で侵されるのを利用するので、失敗すると後戻りができません。
ということで、櫻もかなり緊張していて写真を撮り忘れてしまい、結果だけの画像です。
長いことプラモデルやラジコンの製作記を書いていますので、写真を撮り忘れるというのも稀なのですが、最近の製作の中では、かなり緊張した部類だったんです(笑)
加減は難しいのですが、方法そのものはそれほど難しくなく、ブラックの塗装をしたら、半乾きのところで、クルマの実車用のクリヤを少し多めにスプレーするだけです。
実車用のクリヤは溶剤が多いのか、プラモデルの樹脂によってボコボコな感じになってしまうことがあります。今回は、これを逆に利用した形です。
ダース・ベイダー のヘルメットの樹脂は、うまいこと、この実車用クリヤに侵されるタイプだったんですね(ランナーで先に実験しました)。
ダース・ベイダー の色は、総じてブラックなのですが、組立説明書を読むと、ブルーを混ぜたブラックや、茶色を混ぜたブラックというように、コダワリの色指定があります。
こういう微妙な色指定は、とても嬉しいです。手がかかるほど嬉しいっていうのは、やっぱり趣味だからなんですかねぇ(笑)
ということで、まずは、胴体・肢体関連を、ブルーを混ぜたブラックをエアブラシで塗装します。
黒のパーツにほぼ黒の塗装をして、どれだけ違いが出るかの比較です。
いやはや、こんなに違うんです。
手という小さ目のパーツですらわかる違いですから、胴体などは、もっと見た目の違いが出るはずです。
色の違いは、こうして比較しないとわからないものではありません。完成後に写真を撮ると、その質感の違いが大きく出てしまうんです。
丁寧に作ると、それだけ得られるものはあるんです。やっぱり。
マント類は、つや消しブラックにブラウンを少し混ぜた色が指定されています。
どんな違いが出るか楽しみ!
マント類は結構面積が広いので、塗料を多めに作ります。
茶色を少々入れたブラックなんて、同じ色を作り直すのは困難です。
上が塗装前で下が塗装後です。
確かに茶色が入っているのがわかります。
「ゴ○ブリ色なんじゃ・・・」なんて言っているのは誰ですか?(笑)
つや消しになっている違いもしっかり出ていますね。
胴体はシルバーとのツートンカラーですので、ブラックの塗料が乾いたのを見計らってマスキングをします。
全面に貼ったマスキングテープをデザインナイフでカットしていきます。
無事にマスキングテープのカットが終わりました。
手元が狂うとプラスチックに傷を付けてしまうので、少しドキドキする工程です。
ただ、
ダース・ベイダー のこの部分は窪みがある部分なので、そのラインに沿ってカットするだけなのでそれほど難しいことはありません。
エアブラシによる塗装が完了しました。
まぁまぁ乾いたところでマスキングテープを剥がします。
このタイミングは人それぞれかもしれませんが、よく言われている生乾き程度で剥がすのは難しいように思います。
この工程はいつもドキドキ・ワクワクです。
エアブラシ塗装後、マスキングテープを全部剥がしました。
よりダース・ベイダー になってきました(喜)
ダース・ベイダー の大まかな塗装が終わりましたので、細かい塗り分けをしていきます。
バンダイの ダース・ベイダー のプラモデルキットは、細かい部分までデカールが付いているので、それを使用してもそれなりの出来になると思いますが、撮影時に接写にも耐えられるクオリティにしたいと思います。
それと、デカール貼りって結構難しいですよね(笑)特に、ダース・ベイダー のようにかなり細かいボタンのような部分は塗装の方が楽なことも多いんじゃないかと思います。
塗料は、失敗してもやり直しがきくエナメル塗料を使用します。
エナメル塗料は、樹脂を侵しやすいですが、先に全体にラッカー塗料で塗装してあるので大丈夫です。
ダース・ベイダー の目をクリヤー・オレンジで塗ります。
エナメル塗料のビンを指の台にして固定させると、手元が狂わずに綺麗に塗れます。
向かって右がクリヤー・オレンジを塗った状態です。
一手間かけるとより良くなるとはこのことですね。
やっぱり目は大事です。
胸のところに取り付けるコンソールボックス(というのかわかりませんが)のボタン類の塗装です。
いやはや、これは細かいです(笑)
パーツを持つ左手の親指と筆を持つ右手の中指をしっかりとくっつけて手を安定させて塗料を塗っていきます。
細かい部分の塗装はいかに手元を安定させて塗れるかにかかっています。
筆塗りの細かい塗装も無事完了しました。
って書くとすんなり行ったかのようですが、何回かは綿棒に薄め液を含ませてゴシゴシとやっているんです(笑)
あとは組み立てをして完成です。
腕や脚を取り付ける時に塗装した部分を擦らないように気をつけながら慎重に行います。