ダース・ベイダー の製作が完了しましたので、今回の主役となる ストームトルーパーの製作に入ります。
ところで、こうして製作記を書いていく中での素朴な疑問として、ダース・ベイダー と ストームトルーパー のそれぞれの日本語表記が少し違うのはなぜだろうっていうのがありました。
ダース・ベイダー は、「ダース」と「ベイダー」の間に「・(なかぐろ)」があるのに、ストームトルーパー は、「ストーム」と「トルーパー」の間に「・(なかぐろ)」が無いんです。
これは改めて箱絵の文字を見て納得しました。
ダース・ベイダー は、「DARTH VADER」で2つの単語の綴りで、ストームトルーパー は、「STORMTROOPER」という一つの単語だったんですね。
どうでもいいですか?どうでもいいですね(笑)
ストームトルーパーのパーツは白と黒が大筋です。
でも、今回、白の部分はちょっと違う色で塗装してしまいます。
おそらくストームトルーパー は男性のイメージだと思いますが、今回のストームトルーパーは女性として製作していきます。
ジオラマの世界の設定がそうなっているからなんです。
なぜ”とてもしなやかなで清楚な雰囲気を持ったストームトルーパー”にしなければならないかというと、このストームトルーパーは、ダース・ベイダー の恋人なわけで、この二人に素敵な場所でワルツを踊っていただきたいと思っているからなのです。
映画のストーリーは無視、無視。
櫻独自の世界観で行かせていただきます(笑)
でも、作るからには本気です。スターウォーズファンの方々に怒られないように大真面目に製作させていただきます。
こういうことをやる時にふざけちゃうと後味の悪い作品になっちゃうと思うんです。
ダース・ベイダー は、ある程度組み立ててから塗装をしましたが、ストームトルーパー は、パーツの段階で塗装をします。
間接部分の黒とは相反する色で塗装するので、最初に塗装してしまった方が楽で綺麗に仕上がります。
白いパーツの全てを切り離しました。
パーツ数はそれほど多くないですね。
でも、手や脚のパーツは、左右がわからなくなりやすいので、組み立て時に間違えないように、裏側にパーツの番号を書き入れてあります。
パーツを切り離した時にバリが出にくいように、ランナーとの接合部分の形状など、設計の時点でかなりの工夫がなされているようですが、それでもある程度はバリが出てしまいます。
画像にあるデザインナイフやカッター、ヤスリ等でバリを綺麗に取り除きます。
面倒ですが、どんなに丁寧に組み立ててもバリがあっては台無しですから、やるしかありません。
今回の ストームトルーパー は女性ですので、それっぽい色にします。イメージは優しい色のパステル色。その中でも、特に女性っぽい(と櫻が思い込んでいる)パステルピンクにします。
Mr.カラーでパステルピンクを作ります。
ホワイトとレッドのみの基本色で、典型的なパステルピンクにしますが、ややツヤを落とすために、フラットベースとして、つや消しのクリヤを添加します。
Mr.カラーのホワイトをビンに入れて・・・
まずは少量からスタートします。かき混ぜ用の棒に付いてきただけの塗料をそのまま入れてみます。
なんと一回で想定していた色になってしまいました(笑)
レッドはこれだけではさすがに足りないよね~と思っていたので、入れ過ぎないで良かったです。
これで、もし、レッドを入れ過ぎていたら、ホワイトの塗料を追加して・・・レッドの塗料を追加して・・・と繰り返すのがオチで、そんなことをやっている間に自分が持っていたイメージがどんな色だったかわからなくなってきてしまいます。
至福の時間。エアブラシ塗装です。
ハンドピースの重さや金属感、シューッという音。どれもこれも大好きなんです。
コンプレッサーの音は静かなら静かな程良いです。今は、クレオスの L5 を使っているので、幸福感が壊されてしまう程うるさいわけではないです。熱帯魚を飼っていれば、エアレーション用のコンプレッサーはこれくらいの音はしますもんね。
組み立てやすいように、パーツ毎に分類して並べてみました。
まずは顔の組み立てです。
色は別として、ストームトルーパー も ダース・ベイダー と同じように組立説明書のとおりに素直に組み立てていきます。
顔の完成。
今回は女性のストームトルーパーなんですが、この顔のままいきます(笑)
胸周りの組み立てです。まずは、背中から。
胸周り前面の組み立てです。
今回は訳があって女性に見立てていますが、ストームトルーパー って結構女性的なシルエットだと思うんです。
女性ですが、この辺にパテを盛るのはやめておきます(笑)
できるだけオリジナルを大事にして組み立てを進めます。
(まぁ、パステルピンクにした時点でオリジナルじゃないですけれど(笑)
このパーツを付けると、まるでキャミソールのイメージに見えてきてしまいます(笑)
お腹の部分を組み立てます。
胴体にお腹のユニットを取り付けました。
組み立てはスイスイ進みます。
胴体に顔も取り付けます。
顔は結構大きいです。でもこれは、宇宙服の意味もあるスーツですからやむを得ないですね。
腰の部分を組み立てます。
ちょっとデカパン風(笑)ですが、腰周りができました。
ベルトを取り付けると体がごつくなるので取り付けないようにしました。
これだけで女性的なシルエットになります。
胴体に腰周りを取り付けます。
顔を抜いて考えれば、全体的に腰周りがキュッと締まっていて結構良いプロポーションかな。
腕や脚は結構スリムな感じですから、女性としてみるための改造は不要だと思いました。
右足の組み立てです。
脚線美ですね。とても整っています。
右脚の膝上に取り付ける B38パーツは、ここでは取り付けません。
これをアクセサリーに見立てるため塗装することにします。
(組み立てながら思いついたんです。)
左脚は何もしません。そのまま組み立てます。
手のバージョンがいくつかありますが、指を伸ばしているものを選びます。
今回のジオラマは指先も大切なのです。
右腕の組み立てです。腕は左右とも同じですね。
塗装や小物を使って女性に見えるようにドレスアップしていきます。
気をつけるべきはゴタゴタとさせないこと。シンプルに、より自然に見えるように心がけます。
パテなどで造形はせず、ストームトルーパー のキットの良さをそのまま残します。
ダース・ベイダー との特別な日をジオラマに表現しますので、ややゴージャスな感じを出したいので、ピンポイントで、タミヤ・エナメル 塗料 X-12 ゴールドリーフを用いて一部分を塗装します。
ただ、塗り過ぎないように、やり過ぎないように。品良く、清楚な雰囲気を超えないように注意します。
ヘルメットの一部の黒い部分を塗装します。
一度組み上げてしまいましたので、バラしました(笑)
良いアクセントになるので、ヘルメットの側面の吸気口もタミヤ・エナメル 塗料 X-12 ゴールドリーフで塗装することにしました。
ややモールドが甘く、想像したよりも手間がかかりました(笑)
ドレスっぽい衣装を着せたくて、100円均一でレースのカーテンを買っていたのですが、カットする前にそれっぽく巻き付けてみると、ゴタゴタ感が満載なのと、せっかくの ストームトルーパー のキットの良さが殺がれてしまうのでやめました。
(使用しなくなったレースのカーテンは別な機会で利用したいと思います(笑))
ただ、丸裸な感じも女性には気の毒です。
そこで、ちょっと厚めのレースをタスキ掛けしてみたら、なんとなくドレスをまとっている雰囲気が出るのではないかとイメージができてきました。
単純にレースを木工用ボンドで接着して輪にしてみました。
木工用ボンドが乾燥したので、ドレスのイメージのレースを着せて(掛けて)みました。
ついでに、キラキラの粒が付いている手芸素材2種類を、冠、ベルトとしてそれぞれ頭とウエストの部分に巻き付けました。
そうそう、人工パールのアンクレットも付けているんです(笑)
右膝のパーツもタミヤ・エナメル 塗料 X-12 ゴールドリーフで塗装しています。
全体的にパステルピンク色を薄っすらととそうしていることも相まって、女性っぽい雰囲気のストームトルーパー が完成しました。
(いや、もう、この辺は自己満足の世界です(笑))。
指輪やチョーカーを付けたり、ブレスレットも・・・と飾ろうと思えばいくらでもあるのですが、これ以上は付ければ付ける程品が無くなっていくのでやめることにしました。
こういう小物を造るのも結構面白いんですけれど(汗)
これで、ダース・ベイダー と ストームトルーパー の製作は完了です。
完成画像をご覧いただいたら、いよいよジオラマの製作に入りますョ!