いよいよ塗装の工程に入ります。
まずは、中性洗剤での洗浄です。ボディに油分があると簡単に塗装が剥がれてしまうのでとても大切な工程です。
いつもはペンキ用の幅があまり無い刷毛や習字用の太筆なんかを使っていますが、今回は障子紙を貼る際にノリを塗るための刷毛で洗いました。
この刷毛はいつもはデスクの上のホコリやバリを掃くために使っているものです。
少し汚れてきたので、ボディと一緒に洗ってしまおうという魂胆です(笑)
エキゾーストパイプやワイパーなども一緒に塗装してしまいます。
リヤのウインカーやブレーキランプの部分はマスキングして、まずは外側だけ塗装します。
ワーゲンオフローダー のシンボル的なパーツですので慎重にマスキングします。
小物類は、クリップに串を刺したものを使用して持ち手とします。
クリップも串も100円均一で購入しました。
100円均一は宝の山ですよね(笑)
塗装開始!
ますは、サーフェイサーを吹きます。
右下に写ってしまったのは、カメラのストラップです(笑)
自分でも一瞬なんだろう?って思ってしまいました。
原稿を書く時は、写真を見て、なぜこの写真を撮ったのかという、写真の意味を考えて、その時に書きたかったことを思い出すようにしているのですが、こういう写真が出てくると、一瞬?になってしまうんです。
この写真は、間違ってストラップを写してしまっただけなのですが、原稿を書きながらパッとみて、この右下に写っているのは何だったっけ?と考えてしまったんです(笑)
乾燥中。
アンコウの吊るし切りみたいですね(笑)もちろん、ワーゲンオフローダー ボディはこれ以上切りません(笑)
エキゾーストパイプなどの小物類もサーフェイサーを吹きました。
この辺の工程は、もう楽しくって仕方が無いっていうところです。
とにかく塗装が大好きなんです(笑)
この写真は、”もう楽しくって仕方が無い”っていう気持ちの表れですかね。
今見てもコメントに困るくらいの、まさに、その時でないと撮らない写真です(笑)
最初に吹いたサーフェイサーはグレーで、次にホワイトのサーフェイサーを吹きました。なんとなくこの方が濃厚な感じがしたものですから。
でも本当は最初からホワイトのサーフェイサーだけでも問題はないと思います(笑)
エキゾーストパイプは、ワーゲンオフローダー のパーツの中でもシンボリックなパーツですので、少し手の込んだ塗装にしようと思います。
ここでは、Mr.カラーのブラックを吹いていますが、黒にするわけではなく、下地として塗装しています。
ブラックの塗装の乾燥中。このあと塗装する塗料もラッカー系なので、色が混じらないよう十分に乾燥させます。
ブラックの上に塗り重ねるのは、Mr.カラー SM01 スーパーファインシルバー です。
エアブラシで、Mr.カラー SM01 スーパーファインシルバー を吹きます。
シルバー色は詰まりやすいので、5mmのハンドピースを使うことが多いです。
ワイパーも Mr.カラー SM01 スーパーファインシルバー を吹きました。
でも、エキゾーストパイプ の方がリアルで、色が違うように見えると思います。
これがブラックの下地が有るか無いかの差です。
撮影した光の関係もあるのですが、それを差し引いても、ワイパーは、いかにも”単なるシルバー”という感じで、エキゾーストパイプは深みが感じられます。
そう見えるの櫻だけ・・・ではないと思うのですが(汗)
ということで、シルバーも十分に乾きました。
これでお終い・・・じゃあありません(笑)
取り出だしたるは タミヤ アクリルカラー X-26 クリヤーオレンジです。
これが、金属のパイプには効くんです(笑)
幅広くクリヤーオレンジを吹くために、エアブラシは5mmのハンドピースを使用します。
特にパイプが高温になる部分は金属が変化しますので、主に曲がっているところに薄く、薄く色を付けていきます。ちょっと遠くから幅広めに吹き始めて、だんだん曲面に近づけていくように吹いていくと自然な焼けた感じになります。
更に タミヤ アクリルカラー X-23 クリヤーブルーも吹きます。
塗料のビンの奥に見えている、クリヤーオレンジを吹いたエキゾーストパイプだけでもかなりいい感じですね!
・・・自画自賛、ですが、それでいいんです(笑)
焼けたパイプ表現のクリヤーブルーの塗装は、クリヤーオレンジよりもやや難しいです。櫻も勉強中のところです。
あまり塗り過ぎないのがポイントだと思うのですが、ついつい塗りすぎてしまうんです。
なんとか、クリヤーブルーの塗装が完了しました。
今回のクリヤーブルーは、いい感じで適量を吹けたかな。
雰囲気としてはかなりいい感じです。
金属パイプの塗装は本当に楽しいです。
その楽しさに没頭しすぎて、シャーシに取り付けるパーツであることを忘れていました。
ワーゲンオフローダー のスペアボディに付いてくるエキゾーストパイプのパーツだけでは SCX10 にきれいにマウントすることができませんので、急遽、画像のようなパーツを造りました。シャーシのバンパーを取り付ける穴に入れるためのパーツです。一応エキゾーストパイプの一部というのを装っています。
本当は、これもエキゾーストパイプに取り付けてから、エキゾーストパイプと一緒に塗装すべきでしたが、まぁ、いいですね(笑)
エキゾーストパイプのマウント用パーツを取り付けるために、エキゾーストパイプ側にもともと取り付け用として開いている穴にプラ棒を差しておきます。
エキゾーストパイプのマウント用パーツには、穴を開けておきます。
こんな感じで、エキゾーストパイプとマウント用パーツを取り付けます。
マウント用パーツも塗装しました。
ちょっと焦っていたこともあり、クリヤーブルーを吹きすぎた感がありますが、まぁ、許容範囲ですかね。
ちなみに、下のシルバーはランカー系塗料で吹いていますので、エナメル系塗料であるクリヤーブルーの塗装に失敗しても、色を落として再チャレンジできます。だからあまり神経質になることはないんです。
排気口はススが付いた雰囲気を出すためにフラットブラックを筆塗りしました。
バサバサの硬めの筆に少量の塗料をまんべんなく付けて、サササッという感じで色を付けていきます。
これで、エキゾーストパイプは完成です。
ただ、取り付ける時に、マウント用パーツ部分を曲げ直しました。画像のマウント用パーツの取り付け部分は直角に曲がっているのですが、これを真っ直ぐにしたんです。
じゃないと、バンパー用の穴には刺さりませんよね(笑)