制作も随分と進んできましたが、細かい問題も発生してくるフェーズでもあります。
京町家とジオラマベースの隙間からLEDの光が漏れてしまっています。
あるはずのないものがある違和感は全て取り除かなければなりません。
隙間をどうやって埋めるかを考えましたが、エポキシパテで隙間を埋めてゆくことにしました。
とはいえ、建物にエポキシパテが直接くっついてしまうとジオラマベースと一体になり、メンテナンスや運搬のために分割できなくなってしまいます。
そこで、建物側にマスキングテープを貼って対応することにしました。
京町家の基礎にあたる部分全てについて隙間を埋めるべくパテで山を作りました。
それでも建物から漏れるところがありましたので、アルミホイルを丸めて・・・
・・・隙間に埋め込みました。
今回のジオラマは暗いほうが美しく見えると思うものの、細かい作り込みもしっかりと行っていますので、展示の際には近くまでデジカメやスマホを持ってきて撮っていただきたいということもあり、完全固定のシャドーボックスにはせず、周囲を囲む板と上部のフタの部分は簡単に取り外しができるようにします。
今回側面に使う板は、ミラー加工されているアクリル板です。
かなり価格が高くてどうしようかと考えましたが、よりスケールの大きい奥行きのある灯籠流しを楽しんでいただきたいという思いを実現したくて、思い切って買っちゃいました(笑)
外側はアクリル板のグレーだと見た目によろしくないので、友禅紙を貼り付けることにしました。
接着は木工用ボンドで行います。
当初この金魚柄にしましたが、その後、よりしっくりと来る朝顔柄に変更しました。
京町家や、陸側の石畳の部分は取り外しができるようにしましたが、固定方法は強力なフェライト磁石を使用することにしました。
今は百円均一で手に入るんですね。素敵な時代になりました(笑)
まずは京町家を固定する磁石の取り付け。
パッケージから取り出さず、そのままパッケージを幅広くカットして、ホットボンドで固定させました。
ジオラマベース側にできるだけ多く取り付けました。
陸側の石畳のベースも京町家と同様にフェライト磁石ベース側に取り付けました。
四隅全てでくっつくようにしました。
陸側の石畳のベース側には建築金具を埋め込みました。
こちらもホットボンドで取り付けています。
京町家のLEDの配線。灯籠に比べるととてもシンプルです。
こちらもヒートペンで軽く溶かすとLED交換が簡単にできるようになっています。
メンテナンス性の高いジオラマに仕立てます。
ジオラマベースと京町家との電飾の接続は、ラジコン用のコネクタを利用しました。
6Vと7.2VとBECシステムのコネクタです(笑)
BECシステムなんてわからない人が多いですよね(笑)
当時は受信機とサーボ用の電池が不要になるということで画期的なシステムでした。
今は当たり前の仕様ですね。
建物用の点滅しないスペアのLEDを隠しておくことにしました(笑)
年月が経過して、このLEDは何だろう?ということになるとマズイので、わかりやすく書いておきました(笑)