ここからがこのジオラマの最大の見せ場になる部分の制作になります。
燈籠がゆらゆらとした炎で輝く表現になります。
水面の下からLEDを入れてそれぞれの燈籠を輝かせます。
そのために、せっかく作った水面ですが、LEDの電球の大きさの穴を54個分開けることになります。
穴をあけてしまうとやり直しがききませんので、慎重に位置決めを行います。
普段はあまり使うことのない紫色でマークを付けました。
違和感のある色なので良く目立ちます。
間違えたところに穴を開けないささやかな工夫です。
おどおどしていても始まりませんのでドリルを使ってどんどん穴を開けていきます。
慣れてくると間違いが絶対できないことでも楽しくなってくるから不思議です(笑)
無事全ての穴を開けることができました(喜)
基盤が作り出すゆらゆらのバリエーションは全部で16種類。そのうち一つは特別な燈籠に使用するので、この水面に浮かぶ54個の燈籠は15種類のバリエーションでやりくりします。
そのためたくさんの電気コードを用意しました。
電子工作の知識がなかったので、理科の実験よろしくこうするしかありませんでした(笑)
全てのLED埋め込みが完了しました。
このLEDは万一切れてしまっても交換ができるようになっています。
丈夫かつ永遠に残るジオラマにします!(という意気込みということです(笑))
LEDのゆらゆらを作り出す基盤はジオラマの建物の地下部分に置きますが、LEDはジオラマベースの下にあります。
ですので、ジオラマベースに細長い穴を開けて、ここから基盤から出ている電線を通します。
絶縁はラジコンで使用する収縮チューブ(熱を与えると縮むチューブなんです)や、グルーガンを使用しました。
線はもうぐちゃぐちゃ。まるでスパゲティみたいですね(笑)
でも、ちょっとやそっとでは切れたり外れたりしないようにしっかりと結線や固定を行いました。
丈夫なジオラマというのも櫻のジオラマのテーマの一つですからね(笑)
慣れないハンダ付けなど、いろいろと難所はありましたが、やってみればきちんと全てのLEDが光り、ゆらゆらと美しい動きをしてくれています(大喜)
今はクリスマスみたいに見えなくもありませんが、大丈夫。ちゃんと日本の光になりますよ(笑)
橋が取り付けられるとどうかわからないけれど、この画角が一番美しく撮影できるポイントかもしれません(大喜)
我慢できず燈籠本体を載せてみました!
ああ、なんて美しいんだろう。自分で作ったものなのにうっとりとしてしまいました。なんだか涙がでてきます(笑)
いやね、この制作記ではサラッとできてしまう印象をお持ちになるかもしれませんが、それくらい作るのが大変だったんです。
木の橋の土台になる部分にはちゃんと苔も生やしています(喜)