燈籠のLEDは川底に埋める形式にするので、水表現まで進めないとLEDの取り付けができません。
そういうことから、いつもは工程の最後の方に持ってくる水表現を前倒しで行います。
先駆けて川底を作ります。これがないと水表現に入れないですからね(笑)
紙粘土(ふわふわではない方)を川底の凹凸を作りながらスタイロフォームに塗り込んでいきます。
紙粘土が乾かないうちに海の砂をふりかけます。
紙粘土では粘着力が弱く、全ての面に砂がくっつくわけではありませんので、付きにくいところには木工用ボンドを使って砂を追加でくっつけます。
川岸の石積みの塗装を行います。
下地にセールカラーを吹きました。
そしてジャーマングレー!
この色を石に使うというのはしないのですが、今回は何となくこの色が合うような気がしたのでチャレンジしてみました。
セールカラーが完全には消えないように慎重にジャーマングレーを吹きます。
はっきりした苔まではいかないけれど、何となく緑っぽい感じにしたいなと考えていた時、タイヤブラックはブラックよりも少し緑っぽいことを思い出しました。
まさか!と思われるかもしれませんが、これも吹きます(笑)
なんかいい感じになってきてる(喜)
そしていつものこれ、タミヤ エナメル塗料のフラットホワイト(笑)
ドライブラシです。
この技法がないと、櫻のジオラマは成り立ちません(笑)
ちょっと大袈裟だけど、それくらい大事です。
ひとまず塗装は完了です。
タイヤブラックが効いているなと自己満足です(笑)
土手の石積みも作ってしまいましょう。
これまでと同じように、スタイロフォームにヒートペンで筋を入れます。
塗装は先ほどと同じです。
セールカラーを活かしてジャーマングレーを吹いて、タイヤブラックを薄っすらと。
そして、タミヤ エナメル塗料のフラットホワイトでドライブラシです。
制作記だとパッと出来上がっているように見えますが、やっぱりそれなりに時間がかかっています(汗)
階段も作りましたよ(喜)
ここで草や苔を貼り付けておきます。
水面ギリギリのところはここでしか草や苔を付けられませんので、しっかりと植え込みますが、それ以外のところはとりあえず基本的なところに貼り付けておいて、最後に調整しながら最後植え込む時間をとります。
本物の水苔も使います。
タミヤ テクスチャーペイント 草 グリーンと細かくカットした水苔をメインで植えていきます。
爪楊枝でできるだけ繊維を起こすように、持ち上げる方向に動かしてそれっぽく見えるように植え付けていきます。
ただ、テクスチャーペイントと水苔を貼り付けただけなのにグッとリアルになりますよね(喜)
もう見ていて飽きません(笑)
階段も雰囲気が随分高まりました。
川岸の石積みをジオラマベースに貼り付けます。
ここは最も重要な工程になります。
ここで少しでも隙間(張り付いていないところ)ができていると、水表現で流した透明レジンが流れ出てしまうからです。
木工用ボンドをたっぷりを塗って、更に文鎮を載せてしっかりとくっつくのを待ちます。
水面の苔や川底の水草を植えていきます。
ここも、タミヤのテクスチャーペイントが中心になります。
水草は川の流れを意識して植えていきます。
まぁ、透明レジンを流すおあまり見えなくなってしまうところなんですけれどね(笑)
桟橋に陣取る龍神様(笑)
いやいや、きちんとお仕事をしていただいているんです。
しっかりと接着しますように。