さてさて、いよいよお家芸の水表現です(笑)
今回のテーマは段々小川の水表現です。
段のある小川は一度やってみたかったんですよね~
スタイロフォームには予め段を仕込んでいましたので、その部分に透明プラ板を取り付けていきます。
透明レジンを流した時に、それぞれの段に留まるようにする通せんぼの板になります(笑)
一旦仮止めしてから・・・
隙間が出ないように慎重に木工用ボンドでシールドしていきます。
透明レジン流しの成功を握っている一番大事な工程です。
ストレート部分が長いところは、ペット素材でできている定規を使用します。
上流の部分のシールド。
実はここが一番心配でした(笑)
定規とクリアファイルが作る角のところは意外と簡単でこれまでも失敗したことがありません。
1/64のほうは全てクリアファイルで透明レジン流し込み準備を行いました。
シールド用の木工用ボンドが乾燥するまでに時間があるので、小川の底面を作っていきます。
これはホームセンターで買ってきたフェイクの草です(笑)
草をばらして水草っぽくして川底に貼り付けていきます。
こうして水草を入れることで水の流れる方向が分かるという効果もあるんですよね~
水表現に戻ります。段々小川の下の段に流れる部分のプチ滝のところです。
ここは、試みとしてサランラップをしようすることにしました。
画像のように適当にくるくるっとしたものを作って・・・
これで段々小川のレジン流し前の工程が完了しました。
透明レジン流しがはじまります(笑)
使用するのはもちろんタミヤの透明エポキシ樹脂です。
水表現を成功させるコツはたった3つです。
しっかりシールドすること、混合比率を守ること、良く撹拌すること、です。
あ、あと、タミヤの透明エポキシ樹脂を使うことですね。4つか(笑)
タミヤさんの回し者ではないですよ。ジオラマ制作の最終段階で失敗のできない工程ですから、大きな信頼のある製品を使うのは当然のことなのです。
ということで、良く撹拌しました(笑)
そして、ワクワク・ドキドキの透明レジン流しです(笑)
あまり動かさず、基本的には一点で落としていくのが良いと思います。
どんなにそっと流しても気泡は必ず出ます。底面とレジンとの間に入った空気が上がってくるんです。
だからレジンをよく混ぜてトロトロにしていても底面に凹凸があれば気泡が出てくるのは仕方がないんです。
もともと川には泡がありますので、それほど神経質になることはないのですが、ジオラマだとあまりにも気泡があるとそれっぽくみえませんので、気になるところは爪楊枝を使って気泡を消します。
ちなみに、気泡を出さないようにするには、一度底面にうっすらとレジンをながして凹凸をなくしておけばよいのでしょうね。
全てのレジンを流し終えました。
漏れるところはどこもなく、一安心です。
ちなみに、今回は3箱のレジンを必要としました。
川幅が結構あるのと、X,Y軸両方の方向で小川を作りましたので、これはやむを得ないですね(汗)
波造り。爪楊枝でちょこちょこと突くだけです(笑)
固まる直前にやるのだけれど、固まり方が不十分でもとに戻ってしまうことを数回繰り返しています。
ここの見極めはとても難しいんです。
それと、場所によって固まる時間が違うので、全ての場所の固まり具合を確認しないと大変なことになります(笑)
無事に波を作ることができました(喜)
きれいだな~(大喜)
プチ滝の部分は、KATOのウォーターエフェクトを使って水の流れを作ります。
ヘラの腹を使って適当にまんべんなく塗り付けてから・・・
ヘラの先で流れの筋を作ります。
ウォーターエフェクトが固まったら、フラットホワイトでドライブラシです。
つや有りではなく、意外とつや消しが合うんです(笑)
枠を外す時のペリッとした感じがたまらないんですよね~(笑)
ちょっとバリができましたが、大成功の部類です。
バリはデザインナイフでカットすればいいだけですからね(笑)
注意するのは、川の水面はカットしないことです。
例えば1mmくらいでも水面をカットしてしまうと水面の見え方に違和感が出てしまいますので、気を付けなければなりません。
エッジがびしっと決まるとカッコいいのですが、今回はちょっと甘さが出ました。
まぁ、でも及第点です(笑)
ということで、水表現ができました(大喜)
自然光で撮った4連発をご覧ください(笑)
水表現2発目!
水表現3発目!
水表現4発目!
ミニネイチャーのお花を植えていきます。
とっても幸せな工程(喜)
あっと言う間にお花がいっぱいの花壇ができました(大喜)