緑の壁を造ります。
今回使用しているスチレンボードは粘着材が付いていますので、それを庭側の方にしておきました。
こんな風に剥離紙を剥がして・・・
粗めのミズゴケを敷き詰めて・・・完成!!
と思っていたのですが、そう甘くはありませんでした(笑)
これだけだと、所々に隙間ができてしまったんです。
見た目は、文字通り”間抜け”な感じでした(笑)
間抜けな部分(笑)に木工用ボンドを使ってミズゴケを増量し、ボンドが乾燥したところで、ミズゴケの塗装を行います。
塗装とはいうものの、エアブラシや筆は使いません。注射器で塗装します(笑)
この塗料の1/3位は木工用ボンドが入っていて、ミズゴケの定着も兼ねているので、注射針でポタポタと落としたり、根元に注入したりするのが一番効果的なんです。
ミズゴケは完成した後もポロポロと取れてくることが多いのですが、ここまで丁寧に固定してあげると、そういうことも起こりません。
丈夫なジオラマ。これも裏にあるテーマだったりします。
噴水の後ろ側のレンガ壁も目地を白くしたり、カビの黒い色を付けたりします。
もちろんコケも生やしますよ(笑)
壁の裏側はどうしましょう・・・
ひとまず、厚紙にグリーンを塗ったものを貼ってみました・・・
表側は綺麗にグリーンが生えているのに、裏側がこれじゃぁ、なんだかな~、ということで・・・
裏側にもミズゴケを貼ることにしました。
あー面倒くさい(笑)でも楽しい(大笑)
ここも、木工用ボンドとアクリルガッシュのグリーン系の色を入れた水溶液で塗装することになるのですが、フチの部分は擦れやすい部分ですので、木工用ボンドのみの水溶液でしっかりと固めます。
何があってもミズゴケが取れないようにしたいんです(笑)
木工用ボンドのみの水溶液が乾燥したら、木工用ボンドとアクリルガッシュのグリーン系の色を入れた水溶液で塗装します。
ここも注射器でポタポタや根元にジュッです(笑)
グリーンの壁を造るのは、乾燥時間がかかることもあり結構何日も続く工程でした。
その長い時間の中で、ここに白い花が咲いていたら映えるだろうなぁと思い始めていました。
そういうことで、白い花を造ります。イメージは白バラです。つる系の白バラなら壁に生えていてもおかしくないかなぁと(笑)
ペットボトルのキャップにエナメル塗料のホワイトをたっぷり入れて、カスミソウのドライフラワーの花部分をちょこっと浸けます。
こんな感じに塗られます。
このドライフラワーは緑に塗られていて、その塗料が落ちてくるのがやや困りました。
溶け出す緑の塗料と格闘しながら、結構な数の花を塗りました。
茎に白のエナメル塗料が付いてしまったので、今度は緑の塗料で塗り直しです(笑)
塗料が乾燥したカスミソウの花を、緑の壁に植えていく工程。
この工程は、待ってました!っていうくらいとても楽しいところです(喜)
茎の先端に木工用ボンドを付けて、ピンセットを使って、緑の壁のミズゴケの隙間に植えていきます。
白バラが咲き誇っています!!
綺麗だな~としばしウットリ。
これまでの疲れも一気に吹き飛びます。
芝生の製作の続きです。
パラパラ撒いた砂が定着したので、芝生らしくしていきます。
最初に砂をグリーンでベタ塗りします。
ベタ塗りしたグリーンが乾いたら、木工用ボンドの水溶液を砂に染み込ませて、一番細かいミズゴケのパウダーをふりかけます。
木工用ボンドが乾燥したら、木工用ボンドとアクリルガッシュのグリーン系の色を入れた水溶液で塗装と上からのミズゴケ固めをおこないます。
最初の砂に塗ったグリーンのベタ塗りを、そうではなくまばらに塗り、また、このアクリルガッシュのグリーン系の色を入れた水溶液も同じようにまばらにすると、ちょっと枯れた芝の感じになります。
これで、季節感の調整ができちゃいます(笑)
今回のジオラマの主役である ジャガーマーク2サルーン には、シャーシにジオラマ固定用のボルトを埋め込んでいます。
そのボルトに、固定用のネジを仮に取り付けて、ネジの頭に軽く塗料を付けます。
クルマを固定したい位置を決めて、ネジに付けた塗料をポンとジオラマベースに付着させます。
塗料の付いた部分に孔を開けて、下からネジを差込み、見える部分は、木工用ボンドに塗料を混ぜたペースト(ここは水溶液じゃありません(笑))を塗りつけておきます。
ネジを目立たなくする策ですが、ネジの落下防止にもなります。
イングリッシュガーデンとしてのグランドワークはほぼ終了しましたので、トピアリーを配置していきます。
王様と女王様は、それだけではそれっぽく見えないので、冠を付けてみました(笑)これなら誰が見ても王様と女王様ですよね!?
ジャガーのトピアリーも配置しました。
ジャガーマーク2サルーン と同じ向きでの配置です。
いやぁ、この工程は本当に楽しい(喜)