説明不要の名車中の名車、「ジャガー・マーク2サルーン」。ずーっと前からタミヤから発売されていたのはわかっていたのですが、売っている時には別の車にうつつを抜かしていて、欲しいときには売り切れているという感じで、なかなかタイミングが合わないキットでした。
でも、櫻は、このクルマのデザインが大好きで、いつか作りたいなぁと思い続けているキットの一つだったんです。
そんなことが何度か繰り返された昨年の夏、何度目かの「欲しい!」「作りたい」の気持ちが再び盛り上がってきました。
でも、発売されてから随分経過していることもあり、知る限りでの模型店では売っておらず、頼りのオークションでも、タイミングが合わないのか、出品すらされていない状況で、モヤモヤした気分でいました。
その夏、伊豆の下田に行き、街中をブラブラと歩いていると、昔ながらのおもちゃと模型を両方扱っている模型屋さん(おもちゃ屋さん)を見つけました。
吸い込まれるように入ってみると、店内は地方の模型店らしい品揃えで、新旧様々のプラモデルが所狭しと積み重ねられていました。望みのキットがきっとある(笑)という期待感が満載のお店でした。
早速入り口付近の端からくまなく見て行くと、日光のせいで、やや印刷が薄くなってきている、タミヤ・ジャガー・マーク2を発見しました!
「ラッキー!」とばかりに早速手にし、レジ近くで待機?していたお婆さんのところに持っていき、櫻の手に入ったのです(笑)
かくしてようやく手に入れた タミヤ・ジャガー・マーク2。ただ、手に入れるとそこで物欲の半分以上は満たされるのが世の常で、しばらくの間他のプラモデル達と一緒に積み上げらていました。
そして、今日、やっと組み立てられる日がやってきました!
「2015 東武タミヤモデラーズコンテスト」テーマは英国だと言うし、もう、このクルマしかないワケですョ。
ということで、タミヤ ジャガーマーク2サルーンの製作開始です!
とその前に、この タミヤ ジャガーマーク2サルーン のジオラマで受賞させていただいた東武タミヤモデラーズコンテストの様子を少し書かせてください(自慢ということではないのですが、もう、嬉しくて書きたいんです。お許しください。)。
作品カードは、東武デパートさんが作ってくれるんです。
『Jagur in the english garden』
ん?これ、2つの間違いがあるんです。まず、「Jagur」じゃなくて「Jaguar」。これは東武さんのタイプミスです。でも、発音からすれば、これは凄くわかります。で、恥ずかしいのは、櫻のそもそもの間違いなんです。「english」。これ、国の名前ですから、最初は大文字にして「English」にしなければなりません。中学校からやり直ししなければなりませんね(笑)
でも、こういうのは、記憶に鮮明に残るでしょうから、ポジティブに捕らえることにしました(笑)
佳作以外の作品は、この大きなショーケースに入れて展示してくださっています。
みなさん素晴らしい作品ばかりです。
櫻の『Jaguar in the english garden.』(笑)は、画像右手前です。
ショーケースの外側からのアップ。光が入り込んで鮮明に撮れませんが、それ位のほうがいろいろと粗が見えずにいいかも(笑)
本当に時間の無いところでの製作でしたが、やりたいことは全てやりきりました。
表彰式もきちんと看板ができていて本格的な会場でした!
表彰では、作品についての評価のお言葉をいただいて表彰状を授与してくださいました。
トロフィーのほか、副賞では、なんと 1/350 武蔵 !さすがは東武様、太っ腹です。そうそう、トヨタ博物館の特製カレーもいただきました(笑)
表彰式もきちんと看板ができていて本格的な会場でした!
表彰では、作品についての評価のお言葉をいただいて表彰状を授与してくださいました。
トロフィーのほか、副賞では、なんと 1/350 武蔵 !さすがは東武様、太っ腹です。そうそう、トヨタ博物館の特製カレーもいただきました(笑)
ということで、早速製作に入っていきましょう!
製作開始は、いつものことながら、ワクワクしますねぇ!
順風満帆に組み立てが進むことはほぼありませんが、そういうのも含めてとても楽しみです!
今回は、もちろんタミヤのキットを使用しますので、そんなに大きく困ることも無いでしょう。
アルミホイールのスポークも綺麗に抜けています!さすがはタミヤさまです。
最初に、メッキパーツをすべて切り出しました。
せっかくのメッキですが、今回は漂白剤を使って剥離させてしまう予定です。
でも、メッキのまま組み立ててもかなりイイ感じで仕上がりそうではありますね!
ジャガーマーク2は、どこを取ってもジャガーマーク2らしいですが、このフロントグリルもとてもシンボリックですよねぇ。
フロントグリルは、ちょっとバリが残っていましたので、デザインナイフで整えました。
基本的には特別なことをせず、設計された方の指示に基づいて製作していきます。
さぁ、さぁ、これからメッキ剥がしの始まりです。
せっかく綺麗にメッキがされているのでちょっともったいないですけれど、やはりメッキ調塗料を使うと綺麗ですからねぇ。
使用するのはキッチンハイターです(笑)
今回の希釈は、1:1くらいにしてみました。
上にワイシャツを小さく切った生地を被せて、少し浮いているパーツさまにも安心して浸かっていただけるようにしています(笑)
ちょっと濃度が高かったこともあり、あっという間に剥離が進みます。
少し下の方に見えていますが、まだ1分もたたないのにこんな感じです。
約3分程で見た目には全て剥離が終わった感じがしましたが、隅の方にメッキが残っていることがあるので、念のため5分程浸けてみました。
これまで経験はありませんが、このキッチンハイターを用いたメッキの剥離は、プラスチックが割れることもあるようですので、気をつけなければなりません。
完全にメッキの剥離ができました。
言ってはいけませんが、メッキが剥がれるとやっぱりおもちゃっぽいですよねぇ(笑)
このおもちゃっぽいところからホンモノに間違えていただけるように仕立て上げていくのがまた面白いんです。