小さいジオラマですが、てんこ盛りにしたくて(笑)池も造ります。
池の周りは、ここもやっぱり、石(笑)
何と言っても西洋は石文化ですから(笑)
ここも、海の砂を使いますので、まずは木工用ボンドを塗って・・・
砂をパラパラと振り掛けます。
余分な砂を払えば完了です!楽チンです!!
池のほとりと底をそれっぽく着色します。
水にまつわる泥系の色を作る時には、緑を混ぜるのが好みです(笑)
適当に色を混ぜながら、ポンポンと軽く叩くように色を置いていきます。
ほとりはちょっと黒を多目にしてみました。
ヨーロッパと言えばチェルノーゼム(黒土)と中学の時に習ったような(笑)もし間違っていてもいいんです。今回は、楽しく・自由に造るのですから(笑)
水表現の準備に入ります。
ちょっと不安ですが、マスキングテープでいけるかなぁと。
気楽に水表現と言えばコレ。光栄堂のモデリング・ウォーターです。
液体の混合も攪拌も要らず、ただチューブから出すだけという超簡単な作業でそれなりの水表現ができます。
ただ、透明なシリコン樹脂なので、固まってもゼリー状のブヨブヨな感じで、カチカチにはなりません。
最大の難点は、乾燥してもややベタツキがあるので、ホコリなどが付いてしまうと完全除去が難しいというところです。
でも今回は難点は気にしなくていいんです(笑)
池に何か浮き草系の植物を入れたくて、どうしようかなぁと考えていたのですが、いいのがありました(笑)
巣鴨のさかつう さんで購入した「ミニネイチャー(miniNatur)910-31s〔1:45+〕白樺の枝葉-新緑」を買っていたのを思い出しました。
ミニネイチャー(miniNatur)の葉の部分だけを切り取って、湖面に浮かべてみます。
モデリング・ウォーターがまだ固まっていないので、沈まないかドキドキ。でも、今回は沈んでまた良しなので、とても気楽です(笑)
ハスっていうことでも無いのですが、なんとなく浮き草っぽくなりました。
沈む葉も無くていい感じです。
小さな丘の家に向かうには、この階段を使います。
コンクリートの階段では情緒がありませんから、そのまま土色にしたいと思います
ここは、土っぽい質感も大事なので、タミヤの情景テクスチャーペイント 土 ダークアース を使いました。
塗料のかき混ぜ棒を使って階段に載せていく感じです。
丘に芝生が生えていたらそれだけでも西洋っぽいかなという安易な発想(笑)で芝生を生やすことにします。
ネコジャラシの毛を埋めようとも思いましたが、1/300 の芝生の長さにカットして植えるのはかなり困難でした。
そこで、ここは、思い付きの方法で進めてしまうことにしました。
塗っているのは、木工用ボンドです。
またこれかい!って突っ込まないでください(笑)
1/300ともなると、芝生1本1本ではなくて、全体を砂の凹凸で表現した方がいいんじゃないかと思ったんです。
芝生にしないで、このままでもいいかも、とも思いましたが、やっぱりここは緑を入れたいですね。
早速芝生に色を付けたいところですが、先に道の基本塗装をしてしまいます。
芝生は道の方まで生えていますので、道の塗装を先にして、その上に芝生表現をするわけです。
道もタミヤの情景テクスチャーペイントを使用します。ただ、”土 ダークアース”ではなく、”土 ブラウン”にしました。
道まで暗い色にしてしまうと、ジオラマ全体のイメージが暗くなってしまうと思ったので、明る目の色が欲しかったんです。
道はこれから汚しなどをしていきますが、基本は終わっているので、丘に芝生を生やす塗装(笑)をします。
ここは、マットな感じが良いと思ったので、タミヤ・エナメルカラーではなく、ターナーのアクリルガッシュを使って色を付けることにしました。
グリーン系数色、イエロー、ブラウン、ブラック等を適当に混ぜながら、それっぽく見えるように色を重ねていきます。
芝生だけでなく、道の土にもそれっぽく汚しやグリーンの色を入れました。
それだけだと道に面白味が無いので、ちょっとスパイスを。
先日拾ってきた干草を使ってみることにします。
干草を細かくカットしました。
道の土の上にちょこっとだけ木工用ボンドを置いて・・・
カットした干草を貼り付けます。
道の土の色を干草の色にやや違和感があるので、少しだけ色を付けました。
道の端や丘に草表現も含めて植栽を行います。
今回は、ドライフラワーを使って時間短縮です(笑)
木工用ボンドをちょこっと付けて草を植えます。
ひらすらこれを繰り返します。
「ひたすら」とか書きながら、どちらかというと結構好きな工程なんです(笑)。
これはカスミソウの花の部分です。
これは丸く刈った庭木をイメージしています。
花をつぶさないようにピンセットで挟むのがまた微妙で面白いです(笑)
グランドワークはいったんこれで完了とします。
やっているときりがありません(笑)多分1ヶ月でも何ヶ月もやり続けているかも(笑)
気楽に造るにはこの辺がいいところです。
西洋の田舎家に戻ります。
そのままだと新築感満載ですので、少し古い感じを出していきます。
この情景には、リフォームをしつつ築80年位になっているような家がぴったりです(櫻の勝手な思い込みです(笑))。
これで築60年くらいになりました(笑)
グランドと家の違和感を無くすために、家に植物を貼り付けてみました。
池の浮き草として使用したミニネイチャー(miniNatur)の葉の部分です。
スケール的には大き過ぎて本来NGなのですが、大きな違和感を感じなければそれで良しです(笑)
ジオラマベースと西洋の田舎家をくっつけます!
使用するのは、セメダインではなく、エポキシパテです。
床を兼ねているということと、地面に緩やかな起伏があるのでそれを隙間無く埋めつつ、しっかりと家を固定させるのにぴったりだからです。
爪楊枝でエポキシパテを引っ張りながら田舎家の底全面にくっつけました。
位置を決めたら、思い切ってピタッとくっつけます。
気楽に製作とはいえ、ここはちょっとドキドキします(汗)
ジオラマベースの側面を装飾します。
ここはベタにミズゴケを使っておきましょう(笑)
本当にミズゴケは重宝しますね!!
均等にたっぷりと木工用ボンドを付けて・・・
パン粉をまぶします。嘘です(笑)ミズゴケのみじん切りをまぶして指で軽く圧着させます。
木工用ボンドが乾燥してしっかりとミズゴケがくっつきました。
本来はこれだけで十分なのですが、ジオラマベースの側面は手に持つ時に必ず触るところですので、一定上の強度が欲しいところです。
そこで、更にしっかりとミズゴケを固定させるため、水溶き木工用ボンドを染み込ませます。
これを2回繰り返しました。
ミズゴケがピンと跳ねているのもそれはそれなのですが、手にするところが跳ねていると、そこからミズゴケが剥がれてくる可能性があるので、ハサミでカットします。
こういう小さいジオラマは手に持って見た方が楽しいですから、何度手にしても壊れないようにしておきたいのです。