まずは持ち手を作ります。
プラバンの余りをライターで炙って90度に曲げただけです。
瞬間接着税をちょこっとだけ付けて、持ち手を接着します。
後々外してしまうものではありますが、
これがあるか無いかで作業の効率が全然違ってきます。
効率だけでなく、仕上がりも違ってくるんです。
土塗り壁の素材の試作をしています。
左は、”タミヤの情景テクスチャーペイント(砂 ライトサンド)”を塗ったもの。
本来は砂漠や砂地を表現するものですが、壁っぽくも見えるかなぁと。
右は、”リキテックス フレキシブルモデリングペースト”に”とのこ”を
混ぜて混合ペーストにし、プラバンに塗ってみました。
検討の結果、”とのこ入りモデリングペースト”でいくことにしました。
土塗り壁のベタッとした感じがうまく表現できているように思いました。
テクスチャーペイントもそれなりに雰囲気が良かったんですが、
砂のつぶつぶがちょっと気になりました。
ということで、”とのこ入りモデリングペースト”の大量生産(笑)
まずは”とのこ”の塊を可能な限りつぶします。
”リキテックス フレキシブルモデリングペースト”を入れます。
この後、モデリングペーストを追加していますので、
”とのこ”:モデリングペースト=1:2程度というところです。
とにかく練って・・・
”とのこ”の粉が見えなくなるまで練ります。
ここまで練っても、結構”とのこ”の
小さな塊が残っているんです。
この小さな塊を放っておくと、
実際に塗り付ける時に、この塊の部分が崩れて
穴になってしまうので、入念に混ぜるのが吉となります。
先ほどの持ち手をクリップに挟みます。
これで、淵の部分にもペーストをくまなく塗ることができます。
まずは、”とのこ入りモデリングペースト”を載せて・・・
プラバンを押し当てて引いていきます。
1回できれいに塗れると最高ですが、
なかなかそうはいきません。
2回目以降の場合も、きれいにできていない部分だけを
狙って修正するのではなく、全体を引くようにした方が
仕上がりがきれいになります。
乾燥中。
ちなみに、刺しているのは、蒸し器のふたです(笑)
上下2枚のふたで、竹串が垂直に立つようにしています。
さて、次は基礎部分の塗り込みです。
”タミヤの情景テクスチャーペイント(砂 ライトサンド)”と
”タミヤの情景テクスチャーペイント(路面 ライトグレイ)”の
混合ペーストを作ってみました。
実際の一般住宅の基礎はモルタル塗りが普通ですが、
ちょっと高級感のある和風建築物の中には、細かい石で
化粧塗りしているような基礎もあります。
そんな雰囲気を、ライトサンドのテクスチャーペイントの
ツブツブで出してみようという魂胆です。
ただ、”タミヤの情景テクスチャーペイント(砂 ライトサンド)”だけだと
ちょっと黄色過ぎるので、”路面 ライトグレイ”も混ぜて退色させてみました。
比率は、ライトサンド:ライトグレイ = 1:2 にしてみました。
壁と基礎の乾燥中。
画像にはうまく写っていませんが、
土壁は土壁っぽく、基礎は高級基礎(笑)っぽくなりました。
ちょっとだけ、雰囲気を確認したくて、
玄関を取り付けてからサーフェイサーを吹きました。
やっぱり玄関は、スタンダードな引き違い式の戸が似合います。
厨子二階(つしにかい)部分に
”とのこ入りモデリングペースト”で
土塗り壁風に仕立てた壁を仮に取り付けてみました。
京町家風になってきていますね!
ここで塗装に入ろうと思いましたが、
先に屋根部分を製作して、京町家全体が
形になってから塗装をすることにしました。
屋根を支える垂木(たるき)の長さ合わせをしている時に
塗装を剥がしてしまうことがあるかもしれないからです。
実は
屋根は図面を引いていませんので、
これから現場施工で製作をするんです(笑)
こんな感じで、製作順も都度考え、変更しながら進めています。
ちなみに二階部分は仮で軽く取り付けられています。
これが取り付けられていないと、
屋根の大きさのバランスがわからず、製作しにくいんです。