まずは、土台(ベース)を作ります。
フォトフレームはジオラマのベースにぴったりですね!
これは、百円均一で買ってきたフォトフレームです。
デフレが良いことではないのはわかりますが、
消費者としては100円でこんなに(見た目が)良いものが
購入できるというのはとても助かります。
まずは、足を取ってしまいました。
裏板はウッドチップを固めたものですから
ペンチで引っ張ればすぐに取れます。
(裏板が折れないように力の加減を注意しなければなりません。)
まぁ、ジオラマベースとしては、これだけでも良いのですが・・・
裏板を押さえる金具を木工用ボンドで固めてしまいます。
強度を上げるというのではなく、手を切ってしまうのを防ぐためです。
安全策を講じることも大切ですよね。
まずは、小京都のジオラマとして欠かせない京町家を造ります。
で、実際に線を引いてみます。
設計することを謙虚に”線を引く”っていう表現をすることがありますが、
櫻の場合には、謙虚とかそういうことではなく、
文字通り線を引いているだけです(笑)
A4のコピー用紙に思いついたまま線を引いていきます。
使用するのは、シャープペンシル・消しゴム・定規だけ。
フリーソフトにCADもありますが、今のところ不自由がないので、
いつもこんな感じで気楽に進めています。
今回の、'55トヨペット・クラウン・リムジンのジオラマは、
1/32というのを生かしてコンパクトにまとめようと思ったんですが、
実際にやりたいことをまとめていくと、今回用意したフォトスタンドでは
少し小さ過ぎるかもしれません。ここは製作を進めながら適宜変更しようと思います。
”小京都の京町家が今回のジオラマの主役”となると、
きれいに揃った格子がポイントになります。
ということで、タミヤのプラ材(角棒)を大量に買いました。
(送料無料の通販サイトを利用しています。
店舗価格と同じで、
ポイントまで付いて、
さらに送料無料ってすごいですよね!)
早速、製作開始!
もう少し構想を具体化してからジオラマの製作を始めた方が
良いに決まっているんですが、材料が揃い始めると
もう気持ちが先行してしまい、どうにもなりません(笑)
サイズを合わせてカットして・・・
図面(とも呼べないような図面ですが・・・)に実際に
載せながら、バランスが崩れないように接着していきます。
横に走る格子は、ピンセットで角とバランスを見ながら
瞬間接着剤で固定していきます。
予めカットして・・・
格子をどんどん作っていきます。
単調ですが、気を抜くと曲がってしまいますので
意外と手間がかかります。
この格子を作るのに40分くらいかかりました。
同じような格子が続くとデザインとして面白くないので、
格子&板張りのタイプも作ってみることにしました。
これは、側面部分の格子です。
板部分のパーツを作っています。
ケガキ針でランダムに傷をつけて
木目(板目)をつけます。
格子部分と塗り壁部分は別パーツにしておいて
塗装の際に楽をしようという狙いです。
ピタッと付くと気持ちいいですね!
塗り壁は、塗装だけでカバーするのではなく、
どうにかして土壁風にしたいと考えています。
建物の基礎にある通風孔を作りました。
通常の文化住宅なら鋼製ですが、ここは小京都ですから、
木材を使用しているように見せます。
下の画像に通風孔の拡大画像がありますが、
通風孔の左右を比べてみてください。
向かって右側は、少し角を落とした感じで、
左側は何も手を入れていない切り出したままの状態です。
角にほんのちょっとヤスリをかけただけで
見た目がこんなに違ってくるんですね。
ひと手間かけると良くなる好例です。
画像だとわかりにくいのですが、
木の板を重ねて壁のようにしているところです。
各パーツを接着してできた側面の格子(壁)部分を
取り付けてみました。
ここだけ見ると、京町家というよりも、
まんが日本昔ばなしに出てくるおじいさんの家みたいに
見えてしまいますね。
全体が見えてくると京町家になるはずなんですが(笑)
1階部分ができたので、2階部分の製作に入ります。
これは、虫籠窓(むしこまど)と呼ばれる格子部分です。
2階というよりも、中二階という感じで、
かなり天井が低い建物になります。
格子も1階のものよりは太いので、
作業もスイスイ進みます。
虫籠窓(むしこまど)ができました。
あとは、細かい部分も作っていきます。
この部分は玄関の上の部分の飾りの格子です。
細かいのは細かいですが、これはまだ1/32の
ジオラマなので作業は楽な方ですね。
玄関上の部分は、左右の壁全体を支える負荷のかかる部分にもかかわらず
接着面が少ないので、強度を出すためにプラリペアを用います。
プラリペアは、ラジコンで負荷がかかる部分でも
問題なく使用できるくらい強力に接着可能です。
これまでプラモデルやラジコンで楽しんでいる中で、
「プラリペア様々だなぁ」というシーンはたくさんあります。
別塗装にする部品(壁と基礎部分)もできました。
あとは屋根をどうするかなんですが・・・
できれば銅板葺風にしたいと考えています。