ハンドルとシフトノブの位置に合わせて両腕を取り付けます。
瞬間接着剤を使用して取り付けますが、瞬間接着剤って、補助液を使わない限りは、あまり”瞬間”っていう感じではないなぁと思います。ということで、しっかり接着するまで、しばらく指で押さえて固定しておきます。
ここで、たまらず、ドライバー人形の頭も仮止めしてボディに乗せてみました。
ロールバーも差し込んだだけで固定していません(笑)
ここだけ見れば、ほぼ ワイルドウイリス だなぁとウットリ。
ドライバー人形もきれいに塗装するモチベーションが上がりました(笑)
ワイルドウイリー2 のドライバー人形は、おそらく ワイルドウイリス のドライバー人形と同じ金型を使用しているのだと思いますが、この人形は、合わせ目が結構目立つのと、腕の取り付け部分も胴体との一体感があまり出ていませんので、エポキシパテを使用して違和感が無くなる程度まで整えたいと思います。
爪楊枝などを使ってエポキシパテを延ばして腕の付け根を整えます。
袖の合わせ目は、指でエポキシパテを塗り付けるようにして目立つラインを消していきます。
基本は服ですから、シワシワな感じで仕上がれば良いので、あまり丁寧に塗り付ける感じではありません。
思うがままに、程よくエポキシパテを塗り付けます。
気をつけるのは、パテを塗りつけた部分と、塗らない部分の際に段差ができないようにすることだけです。
このキワの部分をヤスリがけをするのは大変ですから、パテ塗りの段階でキワだとわからないようにするために指で何度もなでて均します。
頭の部分の合わせ目は本当にきれいに合わさるのですが、それでも一本の筋ができてしまうのは仕方がありません。
その筋を消すため、ここは、タミヤのベーシック・パテを塗って、ヤスリをかけます。
ヤスリをかけるとパテが残るのはこの程度です。
さすがはタミヤさん。とても精度の高い形成です。
ドライバーフィギュアの塗装前の下準備が終わったのでサーフェイサーを吹きました。
胴体はホワイト系の服の色にするので、グレーのサーフェイサーを吹きました。
頭の部分は、フルフェイスのヘルメット部分がほとんどで、赤、白、青の3色で塗り分ける予定ですので、赤の発色を重視して、ピンク色のサーフェイサーを吹きました。
顔の素肌の部分にも効果的かなぁと期待しています(顔にピンクのサーフェイサーは初めてです。
胴体はホワイトで塗装しました。
その後につや消しクリヤを吹いて塗膜を保護しました。
そして、ベルトを塗装するためのマスキングを行います。
ただ、服のシワの凹凸があるので、隙間無くマスキングができているか不安が残ります。
シートベルト部分はマスキングが甘い可能性があるので、エアブラシ塗装はやめて筆塗りにすることにしました。
であればマスキングも必要なかったかもしれませんが、塗料がはみ出てしまうリスクを下げられるのは間違いありませんから効果は絶大です。
シートベルトのバックル部分はメタルシルバーで塗りました。この辺の塗装は全て極細の面相筆でおこなっています。
グローブとブーツは、服との境目だけ面相筆で色を付け、残りの部分は平筆(中)でベタ塗りしました。
フラット・ブラックではなく、普通のブラックで塗ったので、テカテカしていますが、胴体部分は最後に全体的にツヤ消しのクリヤを吹いて、セミグロスブラック程度にする予定です。
うまく塗装できているように見えますが、ちょこっとはみ出ていているところは、何ヵ所かありました。
こういうところがあるのはカッコ悪いので、つや消しのホワイトで修正を入れました。
胴体の最後の仕上げは、つや消しクリヤのスプレーをシュッ、シュッ、シュッと3回軽く吹いて完了です。
ヘルメットの塗装に入ります。
ヘルメットのカラーは、ワイルドウイリス のオリジナルと同じように、上からレッド、ホワイト、ブルーの3色とします。
まずはホワイトから。樹脂ボディは、色が薄いものから塗装していくというのがセオリーですから(笑)
エアブラシでホワイトを吹いています。まずは淵の部分から色を付けていきます。
一気に塗ると失敗しそうなので、とても地味に(笑)少しずつ塗装していきます。
コツコツカツコツと(笑)
あまりにもコツコツとやり過ぎて、とても時間がかかってしまいました(笑)
ただ、それだけにマスキングテープを剥がしてみても、とてもきれいに仕上がっていました(喜)
でも、塗り分けはこれから。慎重に塗装を進めます。
ホワイトの塗装が終われば、上の赤でも下のブルーでもどちらが先でも良いのですが、塗装しにくい赤は後にすることにして、素直に色付けができるブルーから先に塗装することにしました。
エアブラシでゴキゲンなまま塗装が進みます(笑)
そして、最後に赤を吹きます。
つや消しではなく、ピカピカした塗装をするのも楽しいですね!
基本的な好みはつや消しのマットな感じなのですが、たまにはテカテカもアリなんだなぁと。
赤専用のピンクサーフェイサーを吹いていたこともあり、赤の発色がとてもきれいです。
色分けした境界にちょっとだけズレが出ているところがありますが、これは大丈夫。
というのは・・・
極細ラインテープという黒いテープを使って境界をクッキリとさせることができるからなんです!
これは、ラジコンのポリカーボネートボディにもドア等の筋に墨入れをしたような雰囲気を出すための製品ですが、樹脂パーツでも、曲線のような筋彫りの難しいところではかなり重宝します。
極細ラインテープは、ラジコンメーカーのABCホビーから販売されています。
極細ラインテープを貼る時には、できるだけ引っ張らないようにして貼り付けていくことが重要です。
柔軟性の高いテープなので、引っ張ると素直に延びてくれるのですが、しばらく日数が経過すると引っ張った分だけ縮んできてしまうんです。
仕上げに、ツヤの出るクリヤをスプレーして完成です。
コストパフォーマンスが高いということもあり、ボディペンという実車用のスプレーを愛用していますが、溶剤が強いので、プラモデル用のような気分で扱うと塗料がにじんでしまったり、プラスチックが溶けてしまったりしやすいです。
最初は薄っすらと全体に吹いて乾燥させるのを2回くらい行い、そのあとは、濃い目に吹いていくと失敗が少ないです。
やや梨肌になっていますが、時間が限られていますし、これで十分満足なので研ぎ出しはしません(笑)