ワーゲンオフローダーのボディの側面は、微妙な丸みを出すため、中央のいちばん膨らんでいる部分には薄いプラバンを貼り付け、あとは、タミヤのベーシックなパテで盛り、形を出していきます。
パテ作業のついでに、ボディマウント用の孔も埋めてしまいます。
まずは、大体の部分をプラ棒(画像にあるのはABS樹脂棒)で埋めます。
プラ棒を差して、外側は出っ張りがないように丁寧にヤスリをかけます。
パテを盛ってからもう一度ヤスリをかけますので、これは必要ないかもしれませんが、プラ棒はプラ棒、パテはパテ、というように分けてヤスリをかけた方が、表面が均一になるような気がします。
裏側はプラリペアでがっちり固めます。
ここは、ベーシック・パテではなく、エポキシパテにします。
ベーシック・パテは、完全乾燥するまでに数週間かかるらしく、1週間くらいで”もう固まったかな?”と思ってヤスリをかけてしまうと、数週間後に窪んでしまうことがあります。
塗装した後にそうなってしまうとショックなので、大きな窪みを埋める場合には、プラスチックで粗方埋めてしまい、残りをエポキシパテにするという方法にしています。
パテが固まったので、ヤスリをかけました。
飛び地にパテが残っていますが、多分大丈夫です(汗)
背板を作ります。
まずは、厚紙で型取りです。
ここは、ベタな現場作業です(笑)
プラバンの切り出しは、厚紙をガイドにしてカッターで切っていきます。
厚紙を基にして、シャーペン等で線を引いてからカットするよりも精度の高いカットができます。
・・・でも、それでも、最後のヤスリ等での修正は入るのですが(汗)
まぁ、だいたい合いました(笑)
やや隙間がありますが、プラリペアでボディと固定させる時に埋められるので大丈夫です。
裏側からプラリペアを流して結合させます。
まずはその準備。
ガムテープで密着させて、裏側にプラリペアの樹脂粉を置いていった時に、粉が漏れないようにしておきます。
プラリペアの樹脂粉は微細な粉なので、ほんの少しの隙間でも簡単に落ちてしまいます。
接合部すべてをプラリペアで固定させました。
方法は、通常のプラリペアの使い方ではなく、まずはじめに粉を接合部に置いていって、その後に樹脂液を流すようにします。
側面、ルーフ側、反対側の側面、の3回に分けてプラリペアで固定していきます。
粉がサラサラと流れてしまうので、全てを一度に行うことは無理です。
どんなにテープを密着させても、プラリペアはほんの隙をついて流れてしまいます。
そういう時には、8割方固まったところで削ってしまうと後のヤスリがけが楽です。プラリペアはけっこう硬いんです。
やや筋が埋まってしまいましたので、Mr.ラインチゼルで筋彫りしました。
パテが乾いたので、ヤスリがけをします。
まずは、荒目のヤスリでバランスを見ながら全体的にヤスリがけします。
微妙な丸みの部分は特に慎重にヤスリがけします。
ワーゲンオフローダーは丸みが命(笑)
やはり接合部分を綺麗にするのは大変です。
ここは紙ヤスリを使ったり、鉄ヤスリを使ったり、です。
ついでにルーフと背板の接合部もパテ&ヤスリがけをおこないました。
きれいな面になりました(サフを吹くと気になるところは出てくるんだろうなぁ(汗)
プラバンで、モール(ステップ?)の部分を造ります。固定はここもプラリペアです。
プラバンがはみ出ていますが、これはわざとです。微妙なカーブ面はヤスリで現場施工する予定です。
モールの底はエポキシパテで造ります。
いつものように捏ねて・・・
エポキシパテを延ばすようにして貼り付けていきます。この微妙な形状を造るのは結構大変です。
このあと、硬化後にヤスリをかけて形成していきました。