このクマさんが今回のお客様です。
「なんか、僕の格好、場違いじゃない?」
「それに、ちょっとお尻も痛いよ~。」
「ハイハイ、それじゃぁ、櫻のおじさんがプレゼントを作ってあげましょう。」
・・・ということで、プレゼントの製作の始まり始まり~。
シャンプーハットじゃぁないですよ(笑)
シルクハット?
いえ、いえ、シルクハットでもないんです。
立てに切込みを入れて直角に曲げてしまいます。
てっぺんを一旦カットして、シャンプーハットの部分を丸くします。
帽子のてっぺんをカットしたのは、長さの調整のためです。少し短くして接着しなおしました。
そして、100円均一の「鈴虫用グリーンオアシス」を持ち出しました。「グリーンオアシス」って、平たく言うと単なるミズゴケです。
クマさんはちょっと不思議そうですね。
ハサミで超細かくカットします。
ミズゴケパウダーを作るんです。
これがミズゴケパウダー。ちょっと粗めですか?まぁ、これくらいでいいんです(笑)。
帽子の原型に木工用ボンドを多めに出して・・・
爪楊枝で広げます。ちょっと多めくらいで丁度良いです。
乾かないうちに、ミズゴケパウダーをパラパラとかけて、軽く指で圧着させます。
クマさんも興味津々で見つめていますね。
木工用ボンドが乾燥したら、塗装をします。
色は、ミズゴケの色そのものも悪くないのですが、今回搭乗いただく、Axial(アキシャル)・SCX10・ランドクルーザー40 トラギー のテイストに合った色にします。
タミヤ・エナメルカラー・デザートイエロー(XF-59)を、エアブラシで少しずつ吹きます。
筆で塗ると柔らかい雰囲気が少し削がれてしまうので、エアブラシに勝るものはありません。
塗料が乾いたら、ミズゴケの完全固定です。
接着剤ではなく、Mr.カラー・スパークリヤーつや消しを使って、塗料の保護も兼ねることにします。
今度は筆でボタボタと付けていきます。ある程度塗料でミズゴケが固まっているので、ふんわり感を失いません。
プレゼントの一つは、”やわらかカウボーイハット”だったんです。
ちょっとウエスタン風のトラギーにはぴったりかなぁと。
もう一つのプレゼントも並行して作っていました。
ツルツルの紙に木工用ボンドを四角く広げます。
じっと見ているクマさん:「ちょっと酸っぱい臭いがするよ。」
櫻:「木工用ボンドの酢酸の臭いなんだ。ごめんね。しばらくの間我慢してね。」
木工用ボンドを均等に塗ったら、そこに、これまた100円均一で仕入れた麻紐を短くカットしたものを並べていきます。
しっかり指で押さえて固定させます。
あとは、数時間待つだけです。
クマさんには、ちょっとお昼寝をしていただきましょう。
クマさんが目を覚ます前に仕上げて、驚かせてあげよう。
って、ちょっと焦ってしまって、まだ乾燥していないところがありました。
でも、この程度なら大丈夫。かえってツルツルシートを剥がした方が早く乾きます。
はい。2つ目のプレゼントはクマさんの敷物です。これでお尻も冷えないね。
(画像にあるのは裏側になる方です。)