11、シリンダーにショックシャフトを挿入する
Axial(アキシャル)・SCX10・ジープ ラングラー G6 のショックシャフトは、タミヤのそれと構造はほぼ一緒です。
まずはEリングの取り付けです。
ショックシャフトに樹脂パーツを通してから更にEリングで固定します。
Eリングで樹脂パーツが挟み込まれる構造です。
ショックシャフトをシリンダーに差し込みます。
ゴム製のOリング2個で樹脂製のOリングを挟み込むようにしてショックシャフトに通します。
シリンダーの下側のキャップをきつく閉めます。
八角形のプレロード・カラーをねじ込みます。
バネの強さを調整するためのパーツのですが、今の段階では適当に入れておくだけです。
このプレロード・カラーは純正のアルミパーツが用意されていますが、樹脂製でも十分な強度なので、見た目重視になりますね。櫻は購入を見送りました。
ショックシャフトに樹脂パーツを差し込みます。
このパーツは、タミヤでも、どこのメーカーでもダンパーに取り付けますが、櫻はこの意味がわかっていません。
ダンパーが目いっぱい動くとタイヤがボディに干渉するので、それを防ぐ趣旨なんでしょうかねぇ。
アジャスターは定番のこの方法でねじ込みます。
ドライバーは、今回 Axial(アキシャル)・SCX10・ジープ ラングラー G6 を作るために購入した六角のドライバーです。プラスネジよりも六角ネジの方が高級な感じがするのはどうしてなんでしょうね(笑)
これでダンパー本体ができてきました。ICON Vehicle Dynamics社 のロゴマークがカッコいいですね。
このマークはもともとプリントされているものです。
12、リザーバータンクの取り付けとオイルの注入
オイル注入の前にリザーバ・タンクに ICON Vehicle Dynamics社 のデカールを貼ります。
ここもできれば、プリントしてあると嬉しいところです。
デカールを貼り付ける前に、ベンジンで油分を取り除きます。
指の脂も脱脂されて真っ白になりますが、ここは重要な前工程なのでしっかりと拭き取ります。
お腹の脂もこんな風に簡単に脱脂できたらいいんですけれど(笑)
リザーブタンクはこんな風に孔が開いていて、ダミーです。
単なる飾りですが、もちろん雰囲気作りには欠かせませんね!
軽く引っ張りながら、隙間なくデカールを貼り付けていきます。
まっすぐにして、はみ出ないようにするのが大切。
はい。ここまでの成果です(笑)
とてもシャープでカッコいいですね(喜)
ダンパーオイルを入れて気泡抜きをしています。
この作業はちょっとじれったい(笑)
ICON Vehicle Dynamics社 のオイルダンパーが完成しました。
13、サスペンション・スプリングの取り付け
オイルダンパーにスプリングを取り付けます。
Axial(アキシャル)・SCX10・ジープ ラングラー G6 のコイルスプリングは硬さが違う2種類を混ぜて調整ができるようになっています。
今回は、画像のように緑に塗られているスプリングと赤に塗られているスプリングが標準で付いているので、それを使用しますが、オプションパーツでいろいろ出ているようです。
今回の組み合わせは柔らか目でクローリング向きの調整のようです(間違っていたらすみません。何分にもAxialは、初めて作るメーカーなものでして(汗))
まずは、赤く塗られた短いコイルスプリングを入れます。
スプリングとスプリングの間に入れて2つのスプリングを安定稼動させるための樹脂パーツを入れます。
緑色に塗られた長いスプリングを差し込んで・・・
スプリング固定用の樹脂パーツを入れれば・・・
オイルダンパーの完成です(喜)
14、アッパーリンクとドライブシャフトの取り付け(フロント)
15、アッパーリンクとドライブシャフトの取り付け(リヤ)
Axial(アキシャル)・SCX10・ジープ ラングラー G6 は、クローリングに適している4リンク構造になっています。そのリンク構造部分の組み立てです。
ここは負荷がかかるところかと思い、メタル製のパーツを購入しました。
一番下が添付の標準の樹脂パーツです。見た目にはちょっと心もとない感じです。でも、実際の強度は十分なんだと思います。YouTube の動画を見ていると標準の樹脂製アッパーリンクを使っているSCX10が激しいロッククローリングをしているのがいくつもあります。
ただ、耐久性がどうかわからなかったんですよねぇ(汗)
ついでに、ドライブシャフトも社外製のスチール製のものにしています。
とにかく耐久性を大事にして、この Axial(アキシャル)・SCX10・ジープ ラングラー G6 を組み立てています。
フロントアクスル、リヤアクスルともに、アッパーリンクを取り付けます。
画像では、アッパーリンクマウントが樹脂製になっていますが、ここも後にメタル製のものに変更しました。
アッパーリンクとアッパーリンクマウントの強度が異なるといけないかなとも思いましたので。
16、スレッテッドアルミパイプの組み立て
4リンク構造を構成するもうひとつのパーツがこれ、スレテッドアルミパイプです。
このアルミパイプはSCX10のシンボリックなパーツのひとつです。
パイプのサイズがプリントされていて、本来はそんなものは、大きく印刷もんじゃないんですが、SCX10に限って言うとなんだかカッコいいです!
アジャスターとスレテッドアルミパイプは、このセットスクリューで結合させます。
ここもしっかりネジロック剤で固定です。
製作記のコメントにはあまり出てきませんが、必要なすべてのネジにネジロック剤を付けて丁寧に作っています。
ところで、セットスクリューと書くと響きがスマートですが、つまり”イモネジ”のことですよね(笑)
フロント側のアルミパイプは、リヤ側よりも若干長さが必要らしく、2mmのスペーサーが入ります。その都合で、セットスクリューのねじ込みの長さがやや短くなりますので注意が必要です。
上2本がフロント用で、下2本がリヤ用です。
フロント用の右側に少し光が反射しているのがスペーサーです。
17、フロントアクスルにアルミパイプとダンパーを取り付ける
フロントアクスルにアルミパイプとダンパーを取り付けます。
アルミパイプ、アッパーリンク、アッパーリンクマウントの金属の輝きがとてもきれい。
走行させるのが楽しみになってきました。
アルミパイプとオイルダンパーの接合部はこんな感じ。M3×25mmネジ1本を通して取り付けます。
18、リヤアクスルにスレッテッドアルミパイプとダンパーを取り付ける
これで4リンク機構部分の組み立てが終わりました。
フロント部はここからステアリング部分の組み立てを行い、それからシャーシへの取り付けとなりますが、組立説明書では、その前にトランスミッション部分の組立てをする指示になっています。今回は、初めてのAxialのキットの組み立てということもありますので、組立説明書のとおりに進めていきます。
ということで、次のページでは、トランスミッションの組み立てとなります!