鳥居を作っていきます。
鳥居の何が難しいかって、太い柱2本が超絶に難しいんです。
上にゆくほどに細くなるものの、それほど極端に細くなるわけではない、この微妙な太さ加減。
これをバルサ材などで作るのは大変だろうな~と当初は考えていたのですが、良い素材を見つけていたのでとても安心して鳥居の制作に入れるのです。
良い素材、ズハリ筆です(笑)
ちょうど良いのは、中央から筆の毛の付け根のところまでです。
使用済の筆としては使えないものなので、思い切ってカットしてしまいます。
他の部分はスチレンフォームで形を作っていきます。
なんとなく形になってきましたよ(喜)
一度はオミットしようと思っていたクサビも表現することにしました。
もともと鳥居はパーツが少ない構成なので、オミットする必要もないかなと(笑)
鳥居の上は切り妻屋根のように傾斜が付いていることがわかりましたので、デザインナイフでカンナ掛けする要領で少しだけ傾斜を付けました。
カットするよりも、カンナをかける要領の方が美しく真っすぐに仕上がります。
今回の鳥居は朱色ではなく、石造りの鳥居にします。
理由は、朱色の灯籠と色が被るのを避けたかったからです。
塗装で色を付けるのもアリですが、少し風合いを持たせるために、サンドパウダーをまぶすことにしました。
こんな風に木工用ボンドを均等に塗ったら、パラパラとサンドパウダーを振りかけて、指で軽く押して定着させるだけです。
簡単ですが、結構良い雰囲気が出るんです。
足元の石灯籠を作ります。
スタイロフォームを削ったり穴を開けたりして形を整えます。
※でも、この石灯籠は大き過ぎてスケール感が合わなかったので使用しませんでした。
ピンセットでほじってみたりもします(笑)
紙粘土でスタイロフォームを保護した後にタミヤのパテで表面の凹凸を作ります。
鳥居と足元の灯籠ができました。
足元の灯籠は、さかつうさんの点滅基板を使ってチロチロと炎が揺れるようにします。
鳥居と足元の石灯籠に汚しを入れていきます。
汚しの基本は、タミヤエナメル塗料のつや消しブラックです。
これをシャバシャバに薄めて塗るだけですが、結構な質感が出てくるんです。
タミヤエナメル塗料のつや消しブラックをエアブラシで下方から上方へ向けて軽く吹きます。
強制的に影を作るんです。
そして、タミヤ エナメル塗料のつや消しホワイトでドライブラシです。
最初よりも時を経た感じがでました(喜)