さあ、いよいよ最終工程です。
側面部分の仕上げです。
側面のスタイロフォームの無い部分を段ボールで埋めました。
ここを最後まで開けていた理由は、電飾するかしないかを検討していたためです。
電飾するのであれば、こんな風に開いているほうが作業がしやすいですからね。
でも電飾はやめました。ありし日の活気に満ち溢れている田舎の情景ですので、人が活き活きと生活しているところを見ていただきたいのです。
ということで、夜に光っているというのはこのジオラマには似合わないと判断しました。
側面部分はかなりの凹凸がありますので、モデリングペーストで段差を埋めておきます。
紙粘土ではくっつなないし、ラッカーパテではスタイロフォームを溶かしてしまいますので、モデリングペーストをパテ替わりに使うのがいいかなと思いました。
一晩置いてモデリングペーストが固まったら、側面の最終仕上げを行います。
仕上げ材は、ご覧のものを混ぜ合わせたものです。
モデリングペースト:木工用ボンド=1:1で作り、そのペースト:とのこ=2:1くらいが目安になります。
との粉のダマが無くなるまでしっかりと混ぜ合わせます。
まぁ、少しくらいは残っていても塗った後の味になるのでいいのはいいのですが、しっかり混ぜたつもりでも必ずダマは残るので、これでもかというくらい混ぜてちょうどです。
あまりダマが多いと、当然ながら、塗った後にとの粉の部分だけ剥げてしまいます。
との粉だけだとちょっと明る過ぎるので、色を付けていきます。
アクリルガッシュで様子見ながらいろんな色を入れて調整します。
最終的に、暗めのグリーン系の色に落ち着きました。
あとは、変化を出しながら塗っていくだけです。
小さいダマがたくさんありますね(笑)
混ぜ過ぎと思うくらいにやってもこれくらいは残るんです。だからとにかく良くまぜないとだめなんですよ~(笑)
塗り方で凹凸をつけたりして変化を出しても色が単調だと面白味が無いので、タミヤ エナメル塗料 のフラットブラックをしゃばしゃばに薄めたものでまばらにウォッシングしていきます。
これくらい広い面積を塗る時には、太い筆が便利です。
そして最後の味付けは、タミヤ エナメル塗料 のフラットホワイトと残っていたシャバシャバのフラットブラックを適当に混ぜながら都度色を作って・・・
ササササッとドライブラシをしたらジオラマ側面は完了です(喜)
ジオラマのベースは、百円均一で購入した木製まな板です。
これ、素材は桐なんです。まな板の素材としてはどうなんでしょうね。なんか向いていないような気がするのは櫻だけかなぁ(笑)
桐の木にウレタンニスを3~4回、それぞれ乾燥させながら塗り重ねていきます。
もったいないので、表に出てくるところだけを塗りました(笑)
写真はないのですが、これにジオラマを木工用ボンドで接着させたらこのジオラマの完成です(大喜)