今回のジオラマは西洋が舞台。西洋の小川を調べてみると意外と黒っぽい川底なんです。
リアルに作るならそのまま黒色にするのが良いのですが、脳内のイメージは白っぽい方が圧倒的に強いので、イメージを優先することにしました。
使うのは”とのこ”です。
川の側面はいつものように石垣風にします。
海から採取してきた石を大きさ別に分けておきます。
ちょうどよい大きさの石を積んでいきます。
なんだかいい感じになってきましたよ(喜)
ドライブラシで川底の石に汚しを入れます。
石垣の作り込み準備。
これがないと始まらない(笑)
水苔でコケ表現をします。そのままんですけどね(汗)
水苔をハサミで細かくカットしていきます。
手にハサミのグリップ部分が当たるところにガムテープを貼って作業しています。そうしないと手の皮がむけちゃうんです(汗)
百円均一の茶こしでふるいにかけて粒度別に分けていきます。
いつも4種類に分けています。
大中小とゴミ(笑)です
このゴミがいい味を出してくれるんです。捨てるなんでできませんよ~(笑)
苔ペーストをつくります。
木工用ボンド:水 = 1:1
木工用ボンド水溶液:アクリルガッシュ(グリーン系) = 8:1(ホントは適当です(汗))
そこに粒度粗目の苔を入れてグチャグチャと混ぜます。
これで苔ペーストが完成です(喜)
あとは苔ペーストを塗りつけながら小石を重ねていけば石垣の完成です(大喜)
苔ペーストは接着剤・目地埋めとしての意味も持っています。
ちょっと苔の色が濃かったかな~
でも水が入るとテカリが入って色がマイルドになるので問題ないレベルだと思います。
またペースト作り(笑)
苔の粒度が細かいのがポイントです。
この小さな石も積み重ねます。
実はこれは今まで作ってきたジオラマとは別のジオラマです。
今回は、1/24 と 1/64 で同じ場所のジオラマを作るんです(笑)
でも、ややこしくなるので、この制作記は大きい方(1/24)のジオラマの制作を中心に書き進めていきますね。
小さいほうも使うマテリアルは同じ。作り方も大雑把に言うと同じです(笑)
今度は石橋を作っていきます。
石橋を作るのに石を使うと凹凸が激し過ぎてリアルな石橋に見えないのでちょっと考えました。
そして思いついたのがこれ。観賞魚のフィルターに使う牡蠣の殻です。
昨年作った桜のジオラマでも石畳として使っていたのを思い出したんです。
牡蠣の殻も粒度別に分けます。
この作業は地味に大変です(汗)
との粉と木工用ボンドを1:1で混ぜてペースト状にします。
ペーストを塗ったら・・・
牡蠣の殻を貼り付けることを繰り返します。
こちらは小さい方の橋で・・・
こちらは大きい方の橋です。
作る手間は大小関係なく同じですね。
なかなかいい感じにできたんじゃないでしょうか。と自画自賛(笑)
橋の手すりとパーゴラを作ります。
これは桜の木の枝です。森の手入れをして捨ててあったものをいただいてきました(笑)
木ですので、文字通り木工用ボンドで固定します。
違和感は無いようですので、そのままパーゴラも作ってしまいます。
はい。で、完成です!
って書くと一瞬ですが、それなりに時間がかかっています(汗)
ちょっとだけディティールアップします。
麻ひもをほぐして細い糸状にして、木工用ボンドを軽く摺り込んで・・・
ぐるぐると巻き付けると・・・
質感がアップしました!
これからバラの花を付けるので、あまり見えないんですけど、楽しいので良しとしましょう(笑)