箱絵の正面、絵ではなく写真ですね。
タミヤのような絵も味があって良いですが、写真はそのまま製作の役に立つので、それはそれでOKですね。
スバル・サンバートラックは、「ザ・ベストカーGTシリーズ」の仲間に入っています。
こういう実用車もベストカーの一台であるというアオシマの考え方は好きだなぁ。
能書きには次のように書かれています。
サンバーは「スバル360」の生みの親、百瀬晋太郎氏をチーフエンジニアとして開発され、1961年(昭和36年)に初代モデルが登場しました。当時の軽トラックとしては先進的なキャブオーバースタイルを持ち、安定した走りと絶大なトラクション性能を引き出すリアエンジンレイアウト、四輪独立懸架の足廻りはサンバーのアイデンティティとなりました。その後サンバーはモデルチェンジを繰り返すごとにその人気を確固たるものとし、50年以上続く老舗ブランドとなっています。
このキットは1999年にフルモデルチェンジを受け登場した六代目の最終型を再現しており、伝統のリアエンジンや四輪独立サスペンション、スバルのお家芸4WDレイアウト、
開閉可能なエンジンフード等をリアルに再現。実車を組み立てるような楽しみを味わって頂ける商品内容となっております。
エンジンやトランスミッションがあるO部品。
ダッシュボードやシートなどがあるP部品。
シャーシ・フレームのN部品。
本物そっくりのフレーム形状にアオシマの本気を感じます。
メッキパーツのF部品。
ルーフ、バンパー等のB部品。
荷台のC部品、テールランプ関連のD部品、ホイールのG部品。
ホイールと言えば、
スペアタイヤのホイールはO部品にあるのですが、それは、裏側まで成型されているんです。そのこだわりに感動しました。
ウインドウなどのクリアパーツはI部品。
傷も無く、とてもきれいです。
ラリーVer.にする時の汚しを入れるのは、ちょっと気がとがめます。
そして、パーツの最後は、キャブ、タイヤ、デカールです。
タイヤは、「YOKOHAMA JOB RY52」 です。バン、小型トラックではスタンダードなタイヤです。
スペアタイヤも主のタイヤと同じですので、添付の5本とも同じタイヤということになります。
タイヤは、ラリーっぽくオフロードに適したものにするかどうかを検討中です。
早速仮組み&組み立てに入ります。
組み立て説明書ではシャーシから作ることになっていますが、スバル・サンバートラック組み立てで櫻が一番気になるキャブと荷台からいきます。
先に簡単そうな荷台から組み立てをはじめます。
組み立て説明書では、テールランプを組み立ててから荷台に組み込む指示がありますが、メッキパーツとクリアパーツを先に付けてしまうと、ボディ塗装時にマスキングが必要になるので、ここでは接着せず、塗装後に後付けすることにします。
接着前に荷台も仮組みをしていますが何も問題がありませんでした。
通常のセダン型などのクルマは、メインボディそのものを組み立てるということはしませんので、
ボディとシャーシの仮組みを先におこないシャーシとの合いを見ますが、サンバートラックはキャブと荷台がボディに当たりますから、
まず、キャブだけ・荷台だけの仮組みをおこない、それぞれ組み立てをし、両方できたらシャーシと合わせて仮組みし、
全体の合いを確認する、というような工程で製作を進めます。
泥よけは左右両方のパーツの傾斜が同じになるように接着すると仕上がりがより良くなります。
後方の泥よけも前方と同じように、傾斜に注意して取り付けます。また、側面の横の筋が荷台と並行になるようにするとバッチリ決まります。
後方の泥よけは塗装指示がありますが、これもボディ塗装の後におこないます。
先ほどのテールランプの組み立てのところもそうでしたが、あとでおこなうところは鉛筆で丸を付けておくと、漏れが出ないんです。
(それでも漏れる時はあるのですが(笑))
スバル・サンバートラックの荷台部分がひとまずできました。
お次は、キャブの仮組み&組み立てです。
バリ取りは基本ですが、こういう細い部分は緊張します。折れても修正はできますが、修正時の接着面が少ないだけに、きれいに戻すのは容易なことではありません。
やっぱり修正点が出てきました。
キャブのメインパーツとバンパーのツラが合っていませんでした。
微細なところは味として受け入れることもありますが、これは味っていう範疇ではないですね(笑)
スバル・サンバートラックは、アオシマの新しいキットなので、もしかしたらそういうことはないかなぁと思っていたんですが。
でも、櫻はサクサクと組み立てが進んでしまうよりも、適度にこういう修正点が出てきた方が楽しいんです。
手がかかればかかるほど完成した後に愛着が沸くんですよねぇ。
しっかり手をかけて、丁寧に作って”自分だけ”のスバル・サンバートラックにしていきます。
兎にも角にもツラを揃えなければなりません。
こういう作業は電動ヤスリがあるととても楽です。
これはGSIクレオスの電動ヤスリで、随分前に研ぎ出し用として買ったのですが、使ってみた結果、研ぎ出しは手作業に限ることが良くわかりました(笑)
そういうことで、この電動ヤスリは、今回のように専ら製作用として使っています。
文明の力のおかげで、あっという間にツライチになりました。
この無骨な角っぽいスバル・サンバートラックのデザイン、好きだなぁ。
いや、きっと無骨というのではなく、無骨っぽく見えるようにしっかりデザインを練利尽くして、実用面もしっかり考慮して形が生まれているんでしょうね。
これはまだ仮組みですが、説明書どおり組み立てるとこうなってしまいます。
この画像だけではわかりにくいのですが、後ろと前からヘッドライトのメッキパーツを挟むようにして組むため、このままでは、メッキパーツを入れずにキャブを組み立てることはできません。
ボディ塗装のことを考えるとメッキパーツは無い方が良いのですが・・・
そこで、ここでちょっと加工をして、メッキパーツを後付けできるようにすることにしました。
ボディを綺麗に塗装するためですので、少しの手間を惜しんではいけません・・・って自分に言い聞かせて加工を進めます。
キャブの裏側からヘッドライトのメッキパーツを押さえている部分を取り除き、この取り除いたものを留め具として、塗装後にメッキパーツを固定させるという作戦です。
なんとかきれいに取り除くことができました。
ヘッドライトのメッキパーツを取り付けるまで、失くさないように保管しておかなければなりません(笑)
ヘッドライトのメッキパーツは中央で半分にカットしてしまいます。
ヘッドライトのメッキパーツの入れ方は、こんな風に・・・
外側から入れていき・・・
ライトの枠に収めていく感じです。
イメージどおりにヘッドライトのメッキパーツを組み込むことができるのを確認できて、ひと安心です。
外堀が埋まりました(笑)
問題は、キャブのボディ塗装のことを考えた時に内装をどうするかです。
週も明けて製作時間もなかなか取れませんので、その間に方法を考えたいと思います。