シャーシの底面の塗装です。大部分がボディカラーとなります。
今回は、プラモデル用のラッカー系塗料を使用せず、
実車と同じ塗料で作業を進めることにしました。
カラーは、父のマークⅡレガリアと同じ”ホワイトパールマイカ”にします。
自分で調色するのは難易度が高いと判断し、実車用のタッチアップペンを
ホームセンターに行って購入してきました。
「99工房 タッチアップペン T-40 トヨタ用057 ホワイトパールマイカ」という商品です。
当時のJZX90 トヨタ・マークⅡやトヨタ・クレスタなどに使用できます。
SOFT99のタッチアップペンは
色が豊富で、当然ですが正確な発色で、間違いのない塗料です。
(純正品が一番間違いのない色ですが(汗))
筆での塗装は厳しいですが、エアブラシをお持ちの方なら
クルマのプラモデルのボディやシャーシ塗装に重宝する塗料です。
ただ、プラモデル用ではありませんので、塗装の仕方を間違えると
プラスチックボディが台無しになる可能性もありますので注意が必要です。
(ポイントを押さえれば、そんなに神経質になることもないのですが。)
ということで塗装開始です。
ボディの下地は、ホワイトサーフェイサーにしますが、
シャーシの底は、少し暗めになるように、グレーのサーフェイサーを吹きました。
実車用塗料のタッチアップペンを使用するポイントは、
最初に必ずサーフェーサーを吹くことと、
エアブラシでの吹き始めは、ごく薄く少量を吹き付けて、
都度乾燥させながら、薄く何回か吹き重ねることです。
そうしてから、通常のプラモデル用のラッカー系塗料を
塗装するのと同じ程度の量を吹き付けて塗装することです。
(全然難しくないですね(汗))
櫻は、この方法で失敗したことはありませんが、
そこはそれ、タッチアップペンはプラモデル専門塗料ではありませんので、
プラモデルに使用する場合には十分に気をつけてくださいね。
全体にボディカラーを吹いてから、部分部分を塗装します。
ここはしっかりマスキングすることが肝ですね。
ほとんどマスキングだらけです(笑)
エアブラシを使用する場合は、こんなに広範囲でなくても大丈夫なんですが、
万一のことを考えて、保険として全体をマスキングします。
シャーシ系のパーツも塗装しておきます。
シャーシやシャーシ系パーツが乾燥する間に、
アルミ
ホイールやフロントグリルなどのメッキの剥離を行います。
今回のJZX90 トヨタ・マークⅡの製作にあたって、
アオシマの 1/24 ザ・ベストカーGT シリーズ 49
'92年式 JZX90 トヨタ・マークⅡ 2.5 グランデGを選んだのは、
このアルミホイールが決め手になっていますので、
ミスをしないように慎重に作業を進めます。
剥離前に、デザインナイフで孔の形を整えておきます。
メッキの剥離は、
漂白剤のキッチンハイターを用いる、おなじみの方法です。
どれくらい希釈するかですが、各プラモデルキットによって
メッキの付き具合が違うので「○倍で」とは一概に言えません。
ただ、時間短縮のために濃くしようとした場合でも
2倍以上は希釈した方がパーツのためだと思います。
左が漂白剤によりメッキを剥離し、クレオスの
「ミスターカラー・スーパーメタリック・スーパーファインシルバー」を吹いてから、
クレオスの「Mr.スーパークリアーつや消し」を
吹いて仕上げ、タイヤをはめ込んだ画像です。
右の剥離前のメッキ状態のアルミホイールよりも
よりリアルになりました。
こうやってタイヤを見ていると、当時の冬に、父のトヨタ・マークⅡを
スタッドレスタイヤに交換する作業を手伝ったことを思い出しました。
排気系のパーツのヤケをエナメル塗料のクリアオレンジや
クリアブルーを使って表現してみました。
シャーシはこれで完成とします。