小さいジオラマですので、まずはじめに全体の造形を一気に造ってしまいます。
材料は紙粘土(笑)。前回の小京都ジオラマの鯉・ナマズを造った時に使用した紙粘土が余っていたので、それを使うことにしました。
紙粘土は、どれだけ密封したと思っていても徐々に乾燥が進んでカチカチになってしまうんです。そうなっては勿体無いので、使えるシーンがあればできるだけ早く使ってしまいたいという趣旨です。
それ用に買うのも良いですが、”あるものを使う”がやっぱり大事なのかなぁと思っています。
ジオラマ「じゃんぐるおこえて」の完成です(笑)
紙粘土からできる角の無い柔らかい造形は子どもの頃に気持ちをタイムスリップさせてくれます。
でも、今回のジオラマは大人の作品「ジャングルを越えて」ということで、ここからが造り込みのスタートです。
紙粘土が完全硬化したら、木工用ボンドでジオラマの底となる板に接着させます。
リキテックス・フレキシブルモデリングペーストを紙粘土の表面に薄く延ばしながら塗りつけていきます。
ここで紙粘土の良さである”子どもらしさ”は消えてしまいますが、感傷に浸っている場合ではありません。
”ジオラマ造りは戦いなのだ!”
・・・ウソです(笑)櫻は”自己への兆戦と楽しみ、多くの人へ感動を届けたい!”という気持ちでジオラマ造りをしています。今は”楽しみ”の要素が大きいですが、結果としてそれを見てくださる方々に感動が届けられた素敵だなぁと思っています。
岸壁に地層が入りました。
プラ版の切れ端の面でなでて平らにしたり、角を使って筋を付けたりしながら、変化を付けていきます。
全体の基本仕上げができました。
モデリングペーストが乾燥したら基本塗装をします。
モデリングペーストがカチカチに固まったのが確認できたので、サーフェイサーを吹きます。
デリケートなものではないので、エアブラシではなく、タミヤの缶スプレー式のサーフェイサーを使いました。
サーフェイサーも乾きました。
これで基本塗装は完了です。サーフェイサーの色で十分基本塗装になっていますので、一石二鳥ですね(笑)
これでジオラマベースができました。