シャーシ側の最大の干渉部分はギヤボックスプレート上方のモーター取り付け部分でした。
ただ、実際にボディをシャーシに載せてみると、ダンパーの頭や、バッテリー、シフトチェンジ用のサーボが
荷台の部分に干渉していることがわかりました。
この部分はシャーシ側の対策が難しいですので、荷台側をカットすることにしました。
まずは、バッテリーが干渉する荷台後方の窪み(裏から見れば出っ張り)をリューターでカットします。
本来は、荷台をシャーシにネジで取り付けるための窪みです。
タミヤ・ハイラックス・ハイリフトはボディをネジで固定する仕様ですが、櫻は、「ラジコンたるもの、スナップピンでボディを留めるべき(もしくはステルスマウントね)」という持論がある(そんな頑ななものでもないんですけどね(汗))ので、今回もネジ止めをしません。
そのため、この荷台の窪みも不要なのです。
そして、この窪みを隠すハッチも、同様の理由で突起が不要になります。
今回のテーマには反する行為ではあるのですが、メインテーマは、ボディを下げることですので、これらの作業はやむを得ません。
すっかり突起が
カットされました。
ハッチは、荷台に取り付けて外せないようにしてしまいます。
裏側からプラリペアを流して固定させてしまいましょう。
プラリペアの粉が落ちないようにマスキングテープを貼り付けておきます。
裏側からプラリペアの粉を詰めて、液体樹脂を流し込みます。
粉さえ溝に入り込んでいれば、表面は綺麗にできるはず。
マスキングテープが重要になります。
ついでに、ロールバーやアンテナの孔も埋めちゃいましょう。
レトロ風なハイラックスにロールバーなんてものは不要です(あとで付けるかもしれませんが(笑))
プラ棒を使って、できるだけ使用するプラリペアを少なくします。ヒケの防止です。
プラリペアの粉が回らずに
小さな溝ができてしまったら基本どおりパテで補修します。
余分なパテを紙やすりで落とします。
ラジコンの場合には、400番の紙やすりを使うことが多いです。
目が粗ければそれだけ作業が早く済みますし(笑)
プラモデルではあり得ませんが、ラジコンの場合には気になる程の傷にはなりません。
さて、次はどこの孔を埋めるのでしょう。
プラ棒をスライスしたものを半分にしました。
そして・・・
ボディの筋を避けてスライスプラ棒を埋めます。
結構これが気を遣う工程だったりします。
プラリペアを使うと溝が埋まってしまう可能性があるので、筋がある部分はエポキシパテで埋めます。
やはり筋を避けて
エポキシパテを埋めていきます。
余分なエポキシパテを紙やすりで落とします。
手を抜かず、溝の部分もヤスリをかけておくと仕上がりが違ってきます。
ちょっと横道に反れましたが、今は、ボディに干渉する部分を取り除いている工程でした(汗)
ところで、これは、
もうおなじみのパーツですね!
KIT NO.58519 トヨタ ハイラックス4WD ハイリフト(RN36) Eパーツ・シート(19000315)です。
このパーツもやはり干渉するんです。
って、タミヤ・ハイラックス・ハイリフトには、そもそも、内装パーツがないんです。
(干渉して当たり前!?)
全ての空間は、マルチファンクションユニットに捧げるというのが、タミヤ・ハイラックス・ハイリフトの設計思想です(と櫻は思っています)。
でも、運転手の居ないラジコンってなんか奇妙に見えてしまうんです。ドライバーが居ないのにクルマが走っているってリアルな世界では不気味ですよね(冷汗)
櫻は、マルチファンクションユニットとドライバー人形で選択しなければならないのなら、間違いなくドライバー人形を取るわけです。
(ま、マルチファンクションユニットが高くて買えないっていう懐事情も大きいのですが(笑))
どうせドライバーを乗せるなら内装パーツも載せたいですよね。
幸い、タミヤには、トヨタ ハイラックス4WD ハイリフト(RN36)という素晴らしいリバイバルキットがあって、それには内装があるんです。それが、このパーツです。
干渉部分をカットしなければならないとはいえ、やはりこのパーツは用意しなければならなかったのです。
線で書いたところが干渉部分になります。ちょうど、ギヤボックス(トランスミッション)に当たる部分になります。
前回タミヤ・初代ハイラックスを製作した時には、ギヤボックスの上にあるモーターが干渉していたのですから、今回はそこから更にボディを下げることができているという証にもなります(嬉)。
リューターに刃を付けてカットしてから、ヤスリをかけて仕上げました。
内装が干渉するのは、ギヤボックスだけではありません。シフト用サーボも少しだけ干渉してしまいますので、容赦なくカットです。
荷台からサーボが顔を覗かせることになりますが、やむを得ません。
本当にこれだけの部分ですが、カットは避けられませんでした。
干渉部分のオオトリは、ココです。リヤのダンパー取り付け部分が荷台にもろに干渉してしまっています。
目立つところですが、ここもカットしてしまいましょう!
何とかなるさ(笑)
カットするとこんな感じ。
やはりこのままでは見た目がよろしくありません。
どうしようかなぁ。
なにか荷物を載せて隠そうとも思ったのですが、まだ、このタミヤ・ハイラックス・ハイリフトの詳細テーマが決まっていないんです。
大雑把には、”ちょっとレトロ風に”ということだけは決めてあるのですが、西洋風にワインの樽を載せてみようか、それとも小型タンクローリー風にしてみようか、と絶賛妄想中なのです(笑)
ということで、何を載せても良いように、いったんは荷台は荷台らしくしなければなりませんので、カットした部分のカバーを作りました。
って、実車にこういうカバーが付いているのはありませんけれど・・・
ダンパーの干渉部分をカットした部分のカバーの淵をパテで処理します。
これをやるかやらないかで、全然見た目が違ってくるんです。
ゴマカシ?
いえいえ、実車だって溶接の跡はこんな感じになるはずですから(笑)
シフトサーボの干渉部分をカットした部分もカバーを作ってお茶を濁します。
これで、タミヤ・ハイラックス・ハイリフトのボディを下げるための加工は終了です!
最終的な荷台の形状はこんな感じ。
溝などはパテ等で埋められていて今は目立っていますが、同一色で塗るとそれほど気にならなくなるはずです。
カバー類の凸部分も同じように、同色で塗られれば、それほど気にならなく・・・なるかな(汗)
いや、しかし、いい感じで、ボディを低くマウントできるタミヤ・ハイラックス・ハイリフトができてきていますね!
さあ、さぁ、どんどん進めちゃいましょう!